【トラブル事例3】”未解決案件”消えた海水… | AQUASCAPE

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【トラブル事例3】”未解決案件”消えた海水…

#トラブル事例#水槽メンテナンスサービス#水槽飼育#海水水槽

過去に遭遇した事例からトラブル対処を学ぶ、その3。

メンテナンスする水槽

「水槽が白濁りして魚が死んできてる、助けてほしい…」

メンテナンス会社に勤めていた時、会社にこんな連絡が。

トラブルとしてはよくある事案ですが、この時は私が勤めていた会社と定期契約をしてない、他社さんと定期契約しているクリニックさんでした。

実はこういった他社さんからの連絡というのもたまーにあります。その他社さんがお休み?なのかスタッフが全員で払っていたのか?そういった理由ですぐ動けないので他の業者に連絡するというパターン。

その連絡があったのが夕方で、私がちょうど現場終わりで動けたので代わりに伺うことに…。到着はもう夜になってました。

白濁りの原因は…

事前情報から1200サイズの海水OF水槽ということはわかっていました。

寒くなり始める時期だったので、ヒーター誤作動で魚が大量死亡で白濁りかな?と思ってました。

到着して水槽を見てみると、まだ生きている魚も何匹かいる様子。

そして白濁りの原因はヒーター誤作動じゃなくて、メインポンプの異常ということがわかりました。

吐出口から水が上がってきてないんですね。ということで水が循環せず、油膜も出てきてて酸欠症状でした。

ポンプの状態を見ようと台を開けると…

さてポンプのインペラ異常か何かか…台の中を開けて確認してみると…。

濾過槽の水がほとんど無いんです…!!

まず疑ったのは濾過槽の水漏れ。…しかし台の中は全然乾いてます…水漏れじゃなさそう…

次に疑ったのは足し水をせずに蒸発して水が無くなったパターン。…しかし塩分濃度は35‰ほど…元の業者さんが何‰で維持してたかは不明ですが、全然異常値ではありません。1200サイズのOFなので濾過槽も600水槽くらいの容量はあるんで、それが全部蒸発したとしたら超異常なんですが…

その他いろいろチェックしてみましたが、水が無くなってる以外のトラブルは発見できませんでした…

一番の未解決事件となってしまった…

結局原因を突き止めることはできず…特に他社さんなので普段のメンテナンス方法や回数など不明なので、原因究明は出来ずじまいでした…

夜になってクリニックの〆作業もあるので、無くなった魚たちを回収して許される時間内で足りない水を足し、水換えも実施。念のためアンモニア・亜硝酸など一通りの水質もチェックして終了させていただきました。

その後の動向は他社さんのお客様なので追っかけられずですが…またこのような事態が再発してないことを願うこととしました。

今回は原因が不明なので、対処法らしい提案もできないのですが…

あえて進言するなら『業者管理の水槽でも必要最低限の仕組みを理解して、たまに台の中も確認してみる』といったところでしょうか。

始めは水槽に興味なかったスタッフさんも、次第に好きになってくれる事例は多々あります。そこから水槽の仕組みや魚種に興味を持って、もっとアクアリウムを好きになってくれると幸いです。

この記事の著者

AQUASCAPE

首都圏でアクアリウムの大手メンテナンス会社に勤務し2000回以上のメンテナンスを経験。
アクアリウムの魅力を広げるため初心者向けのコンテンツからディープな話まで幅広く情報発信をしている。
個人宅の水槽からオフィス・クリニックの水槽まで、前職の経験に基づいたアドバイスを提供していきます。
1991年生まれ。

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