水槽サイズアップを目指して‼知っておきたい知識は?

アクアリウムをやってるといずれは大きな水槽に憧れるもの!
今回はサイズアップの時に気をつけたい、事前に知っておきたい内容も踏まえてサイズアップの魅力を話していこうと思います!
水槽サイズアップ!大型水槽にはどんなメリットがある?
水槽を始めたての人は「まずは小さな水槽から…」と小型水槽から始めることが多いんじゃないでしょうか?
小型の方が管理の手間もコストも抑えられますからね。
しかし水槽が大きくなれば新たな楽しみ方が見つかりますよ!
では大きな水槽にするとどんなメリットがあるのか。

①入れられる魚種・数が格段にアップ
小さな水槽だとケンカが絶えず混泳が難しかった魚同士も水槽が広くなればケンカの可能性も減らせるでしょう。当然広くなれば魚を入れられる数も増えます。
多彩な魚を混泳させたいなら大きな水槽は必須ですね!
②大型魚の飼育も可能に
成長すると20cmを超えるような魚は立派な大型魚の部類。
ポマカントス属のヤッコは大型ヤッコとしてよく流通していますが、これらは小型水槽ではやはり厳しい。。
他にもアクアリウムで流通するハタ類も大きくなるので小さな水槽では無理です…
しかし大型水槽ならそういった魚も飼育できるようになります!
③サンゴ飼育もやりやすくなる
サンゴを飼育したい方にも水槽のサイズアップはオススメです!今や小型水槽でもサンゴの飼育は可能ですが、すぐにレイアウトがギュウギュウになって置き場所が無くなる悩みから解放されます。
それと大型水槽の利点として水質変化を緩やかにできます。水量が多いという事は汚れで水質が悪化する速度を緩やかにできますし、蒸発による塩分濃度の上昇も緩やかになります。小型水槽だと塩分濃度を戻すための足し水頻度はかなり多くなりますので。
このように大型水槽には多くのメリットがあります!
大型水槽で飼ってみたい!オススメの魚は?
大きな水槽なら飼える魚もあるということですが、どんな魚たちのことでしょうか?
小型水槽では難しいが大型水槽なら飼育したい魚たちを4種ご紹介。
①大型ヤッコ

タテジマキンチャクダイやアデヤッコ、フレンチエンゼルのような大型ヤッコは水槽の定番種!
このあたりは写真を見れば分かる人や憧れを抱いてる方も多いんじゃないでしょうか?
②カサゴ科

ミノカサゴやキミオコゼ、キリンミノカサゴなど華やかな容姿が魅力的。
特にお気に入りなのはエサの時間の捕食シーン!飼育の楽しさも味わえるでしょう!
でもほぼ全てのフサカサゴ科は何かしらヒレに毒があるのでメンテナンスの時はお気を付けて。
③ハタ科

かなりマニアックになりますが、ハタ科の魚もアクアリウムで一部流通してます。
サラサハタなどがたまに出回りますね。
この種の魅力は何と言ってもエサやりの時の豪快さでしょうか!
”フィッシュイーター”ってのは捕食の時の迫力が段違いなんですよね!
それでいてフォルムもカッコいいです。
大型熱帯魚のアロワナやダトニオ飼育経験者はこの魅力がわかるんじゃないでしょうか?
④ウツボ科

これもハタ科と同じような感覚、エサやりの楽しさと威圧感ある顔が魅力でしょうか。
しかしウツボは危険魚のイメージを持ってる方が多いかと思うんですが、よーく顔を見てみるとけっこうかわいい種類が多いですよ!
ハナヒゲウツボなんかは見た目も鮮やかでキレイなんでオススメですね!
サイズアップ、オススメの水槽サイズは?
サイズアップの魅力が伝わったとしても、どのサイズにするのが迷いませんか?
そこでメンテナンス会社で勤めた経験から、筆者的にオススメのサイズをお伝えします!
オススメのサイズは【90cm水槽】または【120cm水槽】です!
90cmも120cmもアクアリウムショップで見つかるサイズなので「普通のアドバイスだな…」「大型水槽とはいえない、」と感じたかもしれませんが、
経験上このぐらいのサイズがメンテナンスもしやすく飼育も上手くいきやすいです!
海水魚は遊泳スペースが大事です。それはケンカを無くすためであったり魚の生態的にある程度泳ぎ回るスペースも必要でして、90cm以上であれば多くの魚がこのあたりの条件をクリアできます。
そもそも海で生活している魚を水槽という閉鎖空間で飼育するので、広いに越したことはないです。この限られたスペースに海を再現しないといけないんですから…
それと90cm・120cmは流通量が多い、つまりそれに適合した機材用品も豊富なわけです。
180cmとかの大型水槽だとライトや水流ポンプが複数必要だったりしてハードルが高くなるんです。
大きくし過ぎない方がいいかも?!
90~120cmが最適な選択肢と言いましたが、なぜこのサイズがいいのか?その理由を3つご紹介。

①管理が大変すぎない
自分で水槽を管理するとなると水換えからコケ掃除まで、結構大変です。
これが180cmクラスになると…休日はほとんど水槽のお世話で終わってしまうかも。
鍛えられたアクアリストはこのお世話の時間も楽しいものなんですが…笑
そのため大きな水槽を置く人はメンテナンス業者を利用していることが多いです。
しかし業者からしても90~120cmの水槽はキレイに維持がしやすいと思います。管理面・難易度の面でもベストなのかもしれません!
②環境調整のしやすさ
上手に管理するには水質や環境を整えることが重要です。
大きすぎる水槽だと換水量が多かったり水質調整の添加剤使用量がものすごいことになったり…他にもライトや水流ポンプが複数必要で設定難易度もコストも爆上がりです…
③だいたいの魚・サンゴが飼える
経験上の話ですが、このサイズならだいたいの魚もサンゴも飼えます。
大型ヤッコも飼えますし、サンゴもけっこうな数入れられるので創り込みが楽しくなりますよ!
90cm/120cmならどんな機材が必要?
水槽のサイズアップで90cm・120cmを考えた時、機材はどんなものを選べばいいでしょうか??
①外部フィルター/EHEIM classic2217

オーバーフロー水槽じゃなくて外部濾過にするなら定番のフィルターがコレ!
シンプルながら機材の掃除もしやすいし性能もバッチリです。
ただ可能であれば2217でも2台付けた方がいいですね。淡水なら1台でもやりやすいですが、海水となると1台だと上手に管理するのはちょっと難易度が高いように思います。
②メインポンプ/神畑養魚 Rioポンプ2500・3100

オーバーフロー水槽ならメインポンプが必要。Rioポンプはサイズバリエーションも多く流通量も豊富。その中でもRioの2500か3100がちょうどいいですね。
他にも1100~1700あたりのサイズはクーラーへの送水ポンプとしても活躍するので何かと使いやすい製品です。
③ライト/Grassy CoreX120・200

ライトは鑑賞性を高めるだけでなく、サンゴを上手に飼育するためにも重要。
コチラの製品はちょうどいいと言うにはかなり値が張る製品ですが…このクラスの製品を1つ持っていれば高難易度のサンゴ以外は十分飼育できる設備になります!
120cm水槽だとコレ1台では全体をカバーするのはちょっと厳しいところですが、補助としてもっと安いライトで補完すれば十分です!
メインライトとしてCoreX1台、あとはスポットライトなどを追加して全体をカバーするやり方でも十分キレイな水槽は作れます!
④水流ポンプ/VestaWave 8000Lmodel

この水流ポンプは価格が高すぎず、それでいて造波モード付なので海水魚飼育にちょうどいい製品です。
VestaWaveにはパワーが一段下がる4000Lのタイプもありまして、そちらでもいいんですがオススメは8000Lですね。
水流はしっかりあった方がサンゴにも魚にもいいです!ただ8000Lは砂が舞い上がる可能性があるので、パワーとポンプの向きはご注意ください。
外部フィルターはどのサイズまで可能??

「大型水槽はオーバーフロー(OF)水槽一択!!」と言われます。
それは私もそう思っています。
しかしOF水槽は数十万円したりと費用がかさみます…なので少しでも費用を抑えるために外部フィルターでいけるとこまでいきたい!という方はいます。
ではQ.外部フィルターで管理できる限界はどのサイズまで?
→120cm水槽までが外部フィルターの限界だと思います!
これはメンテナンス会社に勤めていた時の経験側からなのですが、120cm水槽までなら外部フィルターでもキレイに管理できてました。
とはいえ、それ以上のサイズでも外部フィルターでやってる水槽はいくつもありました。その中で不思議と汚くならない水槽も見てはいます。
ただ多くは上手く言ってるとは言い難い…という印象でした。
やはり大きな水槽だと理想はOF水槽です。
難易度が高い生体も管理しやすくなりますし、サイズアップをするときの目的って多くは「あの生体が飼いたい!」「沢山の生体を混泳させたい!」といったものなので、その目的を達成するならOF水槽がベストなわけです。
欲を言えば60cm水槽でもOF水槽にしたいくらいですね…
大型水槽にふさわしい高級機材とは?!
サイズアップで水槽を大型化するとなると、他の機材もそれに合わせて変えないといけないもの。
そして大きな水槽になるほど性能の向上が求められるので必然高額になっていくもの…
ここで少し、高いけど是非オススメしたい大型水槽向けの機材を紹介したいと思います!
①水流ポンプ ZOOX/LEVIATHAN 約90,000円!

水流ポンプの中ではおそらく最高級、それがZOOXから発売しているLEVIATHAN(リヴァイアサン)です。
初心者的にはいらないんじゃないかと考えられがちな水流のために10万近い金額…。
なぜこんなに高いかと言うと、ポンプサイズからは想像できないくらいパワーが凄いんです!
そして非常に細かいパワー調整と波の設定が可能です。なのでこの製品があればきっとアナタが求める理想の水流が創れますよ!
②LEDライト eco-lamps/SPECTRA 約200,000円!!!

「水槽のライトって、中の様子が見えればいいんでしょ?家電量販店のスタンドライトでもいいんじゃない?」
そんな考えとはあまりにもかけ離れた値段なのがこのSPECTRA。もう水槽セット買えるじゃん!?って値段で驚くかもしれません。私も初めはそうでした…笑
ただこのライト、筆者的には名だたる海外メーカーのライトをひっくるめた中でもNo.1の性能なんじゃないかと思います!
それはサンゴ飼育のために徹底的に考えられた光量と波長設計。このライトがあれば「ライトが原因でサンゴが育たない」という悩みはもう無くなることでしょう。このライトをもってして調子が上がらないならそれは別の要因と考えた方がいいと思います。
今回2つだけ紹介しましたが、大型水槽向けの機材は値段も破格です…。しかしどれも値段相応の性能がありますよ!
大きい水槽の方が維持が簡単?

「大きい水槽の方が維持は簡単」そんなことを聞いたことないでしょうか?
それを聞いた時に「水換えとか世話が大変だろ!」と思うかもしれませんが…
ただこの言葉、私は正しいと思っています。
この意識のギャップは”維持”とメンテの”手間”が同様に考えられているせいだと思います。
管理のメンテナンスは大型の方が大変ですけど、水槽の状態維持は大きな水槽の方がやりやすいですよ!その理由をご説明します。
①水量が多い=水質が変化しにくい
大きな水槽は水量がめちゃくちゃ多くなります。
そうすると生体が排泄物をだしたとしても水量全体からすると汚れの割合は減ります。そのため汚れる速度が下がるので水質悪化が緩やかになるので維持がしやすいというわけです。
とはいえ水槽が大きいからと言って山ほど魚を入れて過密飼育になっていたら当然汚れる速度は早くなりますので、その場合はこの限りでは無いですが汗
②混泳やサンゴのレイアウトがしやすい
スペースが広い分、混泳させても縄張り争いでケンカが多発する可能性は下がりますし、サンゴをレイアウトする時も選択肢が多いのでやりやすくなります。
特にサンゴの種類によって水流や光の当たり方まで考えるときに、水槽が大きいと種類に合わせたレイアウトがしやすくなりますからね!小型水槽だと陰の部分にサンゴを置きたくても難しかったりします…
このように”維持”という点では大型の方がメリットがあるんです!
ただメンテナンスはホントに大変になりますが…そんな人のために我々メンテナンス業者が存在してますので、困った時はご連絡くださいね。
大型水槽だからこそ高性能機材で管理をラクに!
大型水槽は環境維持に有利ということで維持がしやすいのですが、他にも高性能機材を扱えるようになって飼育が上手くいきやすいという点も挙げられます!
①プロテインスキマーは外掛け式→据置型のハイパワーモデルを!

小型水槽で活躍する外掛け式のプロテインスキマー、90cm水槽でも外部フィルターでやってる人は引き続き使ってるんじゃないでしょうか?外部フィルター式だと濾過槽が無いので据置型が使えないんですよね。
しかし大型水槽で濾過槽があるなら是非据置型を導入してみましょう!外掛け式とは汚れ回収能力が段違いに上がります!
②クーラーは安心のコンプレッサー式に!

小型水槽のクーラーはペルチェ式のモノが多いですが、水量が増えるとペルチェ式はかなり不利です。ペルチェでいけるのは40Lぐらいまでが限界じゃないかな…
コンプレッサー式のクーラー、ゼンスイのZRやZCシリーズは冷却性能が全然違います。あとペルチェ式はどうしても寿命が短いですが、コンプレッサー式はそれよりかは圧倒的に長く使えます。
(ペルチェ式はメーカー的にも2年もてば十分、って前に聞きましたね…)
そしてもっと言うならゼンスイのZRWシリーズなら室内用エアコン同様室外機式なので、コンプレッサー式より更に高性能です…!家の壁に穴を開ける覚悟が決まってる方ならZRWシリーズがいいですよ笑
サイズアップ、必須機材は?
サイズアップの時に必要な機材はどれか?
なんでもかんでも買ってると財布が厳しいので「最低限これだけは用意しておこう!」という機材を厳選してみましょう。
①メインポンプ 余裕あるパワーのモノを選ぼう!

オーバーフロー(OF)水槽でメインポンプは無いと始まらないものなので買わないという選択肢は無いので、当たり前の機材ではあるんですが…
大事なのはポンプの性能です。ポンプを選ぶときに送水量は必ず見てください。だいたい1時間当たり〇リットルと表記があります。
例えば「水槽の水量が200Lだから、回転数10回/時で考えたら2000L/hのポンプでOKだな」と思いがちですが、もっと余裕を持った方がいいです!
なぜなら表記の送水量はMAX値を書いてることが多いから。それに配管の関係でどうしても流量は落ちます。なのでこのパターンなら1.5倍した3000L/hくらいを目安に余裕をもったパワーのポンプを選ぶといいでしょう。
②ヒーター&クーラー

温度管理は基本にして非常に重要なポイントです。温度管理一つ失敗して全壊した水槽をいくつも見ました…
特にクーラー。高いけど頑張ってこれは買ってほしいです。日本の夏は暑くなり過ぎたのでクーラー無しで乗り切るには非常に厳しいです。
クーラー無しでやりたいなら24時間エアコンを使用することが絶対条件ですね。
③ライト 安くてもいいけど無しは止めよう!

今回ライトはフルスペックLEDのような高価なライトを買えとは言いません、ライトは安くてもいいです!
ただライト無しは絶対にオススメしません、魚も体内時計があるのでライトで昼夜の切り替えをしてあげてください!
部屋の電気を点けたときだけ鑑賞というのは止めたほうがいいでしょう。これだとやってても楽しくないですからね。
必須じゃない機材は?急いで買わなくてもいいモノ
今度は逆に”絶対に必要ではない機材”を挙げてみましょう!引き算の買い物も大事ですよ。
①ハイスペックLED
始めっから高額なライトを揃える必要はありません。ライトにお金を掛けるのは水質を安定させて水を完成させてからでもいいでしょう。
大型化するなら是非オススメしたいところなんですが、このあたりの機材はサンゴの育成機能のために高額になってる事情があるので最初から買い揃えなくても大丈夫。
特に魚しか飼育しないのにこんな高級ライト買っても持て余してしまうんじゃないでしょうか。
(とはいえ、ハイスペックLEDなら魚も綺麗に色揚がりしたりするんですが…)
②プロテインスキマー
海水魚で大型水槽ならプロテインスキマーは必須!と思うところですが、これも無くても飼育はできます。
スキマーは汚れを取る機材なので、水換え頻度や量を上げればスキマー無しでも飼育はできます!その分かなり大変にはなりますが…
この労力から解放されたくなったらスキマーを導入しましょう。労力を金で解決できますので…
それと、外部フィルターで管理している場合でプロテインスキマーを外す場合は酸欠に気をつけてくださいね!
プロテインスキマーって汚れ取りだけじゃなくて酸素供給でも大きな役割を持っているので。
OF水槽ならほぼ酸欠の心配は無いんですが。
③水流ポンプ
これは水槽サイズと環境によりますが、オーバーフロー水槽や外部フィルターの吐出水でまかなうという方法で問題なく飼育するというやり方。
なので90cm水槽くらいまでが限界かとは思いますが…それで水槽内の水がうまく循環してれば水流ポンプ無しでもやれますね。
サイズアップした時の維持費はどう変わる?
水槽サイズアップで大型化するとイニシャルコストがけっこうかかりますが、ランニングコストも忘れてはいけません。
大型化するとどんな費用が変わってくるのでしょう?
| 水槽サイズ | 30cm水槽 | 120cm水槽 |
| 水量 | 30L | 240L |
| 濾過方式 | 外部濾過 | オーバーフロー(OF) |
| 水換え頻度 | 週1回 | 週1回 |
| 1回の水換え量 | 20%(6L) | 20%(48L) |
この条件を基に比較してみましょう!
①人工海水の費用

一番大きく変わるのはおそらくコレ。キレイな海が近くて天然海水しか使わないのであれば別ですが…
単純に水換え量がそのまま消費量になるとすれば、人工海水の消費量は8倍です!
②添加剤の費用

これは使用していれば、の話ですが。コチラの使用量も増えます。↑の事例同様で使用量も単純に8倍ですね。
何種類も使ってる方はけっこう購入頻度があがってしまうでしょう…
③電気代
これは意外と見落としがちですが、電気代もけっこう変わります!
例えばハイスペックLEDなど、高額機材が多いと消費電力がかなり変わってくるんです。
LEDライトの消費電力の表示、ちゃんと見たことありますか?100W超えるライトもあるんです。
出力を抑えて使えばそこまではいきませんが、常時100W使ってるとするとけっこう電気を使ってます。
ヒーターに関しても大型水槽なら500Wヒーターが主流になりますので、これが常に稼働してるとなると一番電力を喰ってると思いますね…500Wって電子レンジとかの消費電力ですから。
サイズアップの注意点!適合サイズを確認
大きなサイズの水槽を始めた方がよくやる失敗例がありまして。
それが”初期費用をケチったせいで不適合サイズを選んでしまう”という事例。
これについて「ちょっとパワー不足かもしれないけど機能はするだろうからいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、それかなり勿体ない結果になってるかもしれませんよ。
よくある”不適合サイズを選びやすい機材”を挙げておきましょう!
①クーラーの適合サイズが合っていない

水槽用クーラーって高いので、少しでも費用を抑えるためにちょっと小さいサイズのクーラーを選んでいる方をよく見ました。
実際サイズが小さくてパワー不足であっても冷やすのは冷やすんです。
ただ、水温を冷やしきるまでに非常に時間がかかってしまいます。となると稼働時間がめちゃくちゃ長くなって電気代もかかるし、なかなか冷やしきってくれないし、稼働音がうるさいし…という事態になって「失敗した…」と思う方が何人もいました。
実際ほぼ一日中稼働してるのにずっと設定温度25℃より高い27℃あたりで調子が上がらない、という水槽もありました…
クーラーは適合サイズが過大な分にはデメリットがほぼ無いので、資金に余裕があるなら大きめを買っておくにこしたことはないです。
②殺菌灯のサイズが小さい

これもクーラー同様、ケチってサイズを落としたり「小さくても無いよりはマシでしょ」と言ってなんとなく付けてたり。
殺菌灯はあると安心ですが、小さいサイズだとほぼ意味が無かったりします…特に海水水槽ではパワーが弱いと病原菌には力不足過ぎて全く効かない印象ですね。
そうなると海水をちょっと紫外線にさらすだけのムダに海水温度を上げるだけの機材になってしまいます…
水槽の配管はしっかり考えるべし!
水槽サイズアップで念願のOF水槽にする方にぜひ気をつけてほしい点があります、それは”配管”です!
筆者的には配管次第で水槽の”基礎スコア”が変わると思っています。ここで失敗してると最大効率が発揮できなくなり後々苦労することになります…
オーバーフロー水槽は塩ビパイプやホースで配管を組みますが、これなんとなく組んでませんか?配管組み次第で水槽の良し悪しがかなり変わってきますよ!
配管が大事のは”流量を落とさないこと”が理由です!流量が落ちる=回転数が落ちるので変なコケが出てどうにも対処できなくなったり、濾過効率が下がったりします。
では流量を落とさないためにどこに注意すればいいんでしょうか?
①配管の径
配管の径が小さいとメインポンプがハイパワーでも送水できる量が絞られてしまいます。
「直径が小さかろうがパワーがあったら同じ量の水が送れるでしょ?」と思うかもしれませんが、そうでもないんです。
車の車線が少ないと通過できる台数が減るのと同じような理屈ですね。
メインポンプの説明書きに「この直径の配管を使ってください」というのが書いてることもあります。でも有り合わせのパイプを使ったのか、150cm水槽のメインポンプに13Aの塩ビパイプが接続されてたり…そんなこともありました。
②配管の長さ
配管がムダに長いと流量がどんどん下がります…基本的に濾過槽から揚水するのでムダに長くなることは少ないんですが。
なぜか配管を何度も曲げて距離が長くなって流量を落としまくってることがあるんですよね…
あとメインポンプ1台に殺菌灯もクーラーも通して…ってやってるとかなり流量が落ちてしまいます。
できればクーラーなどの周辺機器はサブポンプを使ってメインポンプとは別系統にした方がいいですね。
③余計に角を作らない
直角エルボを使って水槽の配管を繋げるときに、長さをミスって微調整で余計にエルボを増やす…そういう場合は組み直すのをお勧めします。配管に角があるとけっこう流量が落ちますよ!
そして塩ビの配管は後で直そうとしても簡単には直せません!一度水を抜かないといけなかったり、大掛かりな作業になりがちですので、最初の時点でしっかり考えておくことが大事です!
アクアリウムを趣味にしてるとほぼ間違いなく「水槽を大きくしたい!」と感じる瞬間が来ます!
しかし多額の予算を使ってサイズアップしたのに機材選びを失敗して後悔したり、
何度やってもトラブルが絶えない原因がOFの配管の失敗だったり…
後から気付いても時すでに遅し、というパターンはよくあります。
今回の記事が皆さんの大失敗回避のお役に立てれば幸いです!
