他の生き物じゃ味わえない、海水魚の魅力!

なぜ海水魚水槽をやりたくなるのか?そこには他のペットでは味わえない魅力が沢山あるからです!
今回は海水魚の魅力を紹介する記事です、アナタの知らなかった魅力や楽しみ方を見つけていってもらえれば幸いです!
海水魚が持つ色彩美!
海水魚を飼育する魅力は何か?私は色彩美だと思います!
海水魚たちは実にカラフルな体色をしているんです。
自然界でそんな目立つ色してていいの…?と思ってしまうんですが…
常に天敵との生存競争にさらされているのに目立つ色合いをしてるんですが、その色彩には生きるために役立つ機能性も備えているものも多いんですよ。
そして特筆すべきは色彩の鮮やかさ!

「色彩美はアマゾンの熱帯魚にも哺乳類にもあるでしょ?」と思うでしょう。
確かにそうなんですが、海水魚は特に色彩が豊かだと思うんです!
アクアリウムでも熱帯魚は馴染み深いですが、意外と『真っ赤』『全身黄色』のような原色カラーの魚って少ないんです。
しかし海水魚はこういった原色カラーの魚がとても多いです!
自然が生み出した色彩美。それを海水魚飼育で感じてみてはいかがでしょうか!?
海水魚の3つの魅力!
色彩だけじゃない、海水魚の特に惹かれる魅力ポイントを4つご紹介!
【摩訶不思議、擬態を極めた特殊な姿】
一見どこにいるか全くわからない、体に海藻のようなまで生やしてしまう『オニオコゼ』
敵を欺くために擬態能力を極めた『リーフィーシードラゴン』
海の中にはこのような独特の進化を遂げた生き物が山ほどいます!
その神秘を間近に観察できるのも水槽飼育の魅力です。といってもリーフィーシードラゴンはまず手に入れることはできませんが…笑

【”生きるため”に進化した機能美】
獲物を効率よく狩るためにヒレを釣り竿に進化させた『カエルアンコウ』
天敵から逃れるために飛行能力を手にした『トビウオ』
エサを捕るため、敵から逃げるため…多様な進化を遂げた姿には奇妙な面白さも感じられるんです!

【お互い支え合い生き残る、共存する姿】
イソギンチャクに守ってもらうクマノミ
巣穴を共にするハゼとテッポウエビ

同種で群れて生存率を上げるのはよく知られますが、弱肉強食の世界で生き残るために別の種族と共に生活する魚たちもいます。
その姿は観察しているとお互い協力して支えあっているように見えてかわいらしいんです…!
こんな魅力溢れる生き物たちがひしめき合ってるのが海の中の世界。
それを間近で楽しめるのがマリンアクアリウムなんです!
海水魚の値段っていくらぐらい?
ところで水槽に入っている魚たち、いくらぐらいか知っていますか?
食用の魚だと「1匹500円」とか日常生活でも金額を目にすることがあると思います。
「食べれる魚が500円とか。水槽の魚は食べることができないのにもっと高くなるの…?」
その予想、正解です…実際、海水魚たちってけっこう高いです…!水槽を嗜んでない方には食用魚より高いのは受け入れがたいかもしれませんが…汗
種類によって千差万別なので”いくらぐらい”と言うのは難しいですが、だいたいの感じで言うと1匹2,000円くらいだと思ってもらった方がいいでしょう。
例えば、人気で定番のカクレクマノミだとだいたい1,500円くらいでしょうか。
安くて最初の魚としてよく使われていたルリスズメダイでも300円くらいはします。スズメダイって群れにして楽しんだりするんですが、その種類ですら1匹300円とかです…(※ルリスズメダイはあまり群れませんが)
では高い魚はいくらか?って話になりますが、1匹数万円する魚はたくさんいます…!
日本固有種で海外からも人気があるユウゼンという魚は1匹200,000円くらいしますね…

水槽になくてはならない魚たちですが、1匹1匹が高いんです…
だからこそ死なせない管理が大事になるんですよね。
「初心者だからか、よく魚が死んでしまう…」と困っている方はけっこういるんじゃないでしょうか?
そんな悩みがある方は一度メンテナンス業者を利用してみるのもいいかもしれません!
値上げが止まらない…高級化する海水魚たち
「海水魚飼育はお金がかかる」といいますが、その要因の一つに”生体が高い”ということがあります。
安い魚は1,000円未満の魚もいるけど、高い魚は数万円は当たり前…という世界。
しかし昔はここまで高くなかったんです。この値上がりから引退したアクアリストも沢山いるでしょう…。
こんなに値上がりばっかりではアクアリストが居なくなってしまう、と危惧してしまうのですが…
なぜこんなに値上がりしているのか?その理由を考えますと、
①輸入コスト
近年原油価格が上がっていますよね?多くの海水魚は海外で採集されたものが国内に届いてます。
そしてそれはほぼ全て空輸便で入ってきます。そうすると飛行機の燃料代上昇が海水魚の値段にも反映されてくるんです。
②現地採集コスト
現地で魚を捕る『シッパー』という人たちの給与水準も上がってきてます。
一大採取地のフィリピンなど、世界各地で経済水準があがってるのでシッパーの給料も上がる、そうすると海水魚の値段にも反映されてくるわけです。シッパーだけでなく飛行機やトラックの運転手の人件費も含めて価格が上がる要因になっていますね。
じゃあ数年前と比べてどのぐらい変わったのか?5~10年くらい前と近年の相場観から、筆者的にどのぐらい値段が変わったのかというと
●デバスズメダイ ¥180 → ¥500
〇カクレクマノミ ¥700 → ¥1,500
●フレームエンゼル ¥5,000 → ¥20,000
〇キイロハギ ¥5,000 → ¥50,000
こんな印象です…!

2倍、3倍になった魚はたくさんいますし、キイロハギなんて凄い値上がり率です。
キイロハギに関してはハワイの全面採集禁止令が出てから驚きの値上がりでしたが…
海水魚ってどんどん値上がりしてますし、説明した要因からしても値上りすることはあれど今後値下がりすることはまず無い、と言われているんです。
もしかすると海水魚自体が金のように値上がりする投資商品並みになってしまう未来が来るのかも…??
業者が提供する価値は?魚を亡くならないようにするには??
「海水魚は高いし、難しい…」
そういって始められない方、始めたが上手くいかずに挫折した方…たくさんいるんじゃないでしょうか?
我々メンテナンス業者はそんな方々をこの悩みから解決してあげるためにサービスを提供する存在です。
水槽管理を一括で請け負う業者は『いかに魚を死なせないか』というところが腕の見せ所になると思います。
個人管理で常に観察できる環境と違い、業者管理だと手を掛ける時間が圧倒的に少なくなります。そんな中でも魚を死なせないために毎月どんな管理で維持していくか、というのが各業者が腕を奮っているところです。
もう一つ大事なのは『健康な生態を連れてくること』!
多くのパターンは水槽に入れる生体も業者がチョイスします。
海水魚は導入初期が一番死にやすいんです。それは餌付けが不十分だったり、連れてきたときに病気が出てたり…。
こういった生体を入れてしまってすぐに死なせてしまうという事態はけっこうあります。業者はそこを見極めていかに健康で丈夫な個体を導入してあげられるか、というところに腕が出ます。
海水魚ってどこで買うといい?
では海水魚はどこで買うのがいいんでしょうか?
やっぱり一番いいのはアクアリウムショップでしょう!
その理由は『状態を見て選べること』ですね。
安さならネット通販の方がいいですが、それでもショップで買うのを進める理由は『店員さんの知識』が得られることです。
海水魚の状態って初心者では判別がわからないものも多いです。
そこを店員さんが教えてくれるのは他に無いメリットです。
しかしアクアリウムショップは閉店で少なくなりました。近くにショップが無い方の方が多いんじゃないでしょうか?
そんな方には通販サイトの利用がオススメです。
ただしネット通販では業者もピンキリ…。
悪い業者にあたってしまうと病気まみれの魚が到着した、との話も。
いい業者の確実な判別方法は無いんですが、多くの方が継続して利用しているショップさんを選ぶのがオススメです!
魚の購入の失敗あるある
海水魚を買いにいろんなショップを回ると気付くんですが、お店によってけっこう値段に差があります。
普通はより安いところで買おうと思うでしょう。でも海水魚についてはすごく『安かろう悪かろう』が出ると思います…!
よくあるのが「安かったから買った!」→「二日で死んだ…」→「また安かったんで次こそ!」→「翌日病気まみれで、三日で死んだ…」というような、まさに安かろう悪かろうの事例…
良心的な価格で安いことも勿論あるんですが、その安さには安いなりの理由があるかもしれません…
海水魚ってお店に入荷して売れるまで、トリートメントしたりエサあげたり水換えしたり…と状態良く維持するためにはずーっとコストがかかるもんなんです。
それでも安く売ってるってことは、その辺のコストを削っているかも…
あまり言うと悪口になっちゃいますが、そんな実態のショップも存在してたこともあるんです。。
我々業者はお客様がそんな経験をしなくていいように、信頼できる生体の仕入れや目利きをしていくことが使命ですね。
魚の状態チェックポイント!買ってはいけない魚は?
魚の健康状態の判別方法ってご存知でしょうか?
実は見た目からでもかなり状態の良し悪しを判別できるんです!
欲しい魚を見つけても状態が悪いとすぐに死んでしまうことも…そうならないように知識を付けておきましょう!
①ヒレの状態
ショップで魚を見ていると、ヒレがボロボロに破けたような魚がいることがあります。
他にも白い粉のようなものが付いていたり、ヒレを開かずに閉じたままじっとしていたり…
こういった魚たちは状態が悪いです。購入は避けた方がいいでしょう。
②体の色
例えばピンク色の魚の体色が薄紫色になっていたり、オレンジのハナダイが茶色くくすんだような色をしていたり。
カクレクマノミもオレンジ色の部分が全体的にモヤがかかったみたいで鮮やかでなかったり…
これも状態が悪い魚です。カクレクマノミの白いモヤにいたっては病気の可能性も高いです。
③餌付けが済んでるかどうか
餌付けされているかどうかは購入前に必ず確認しましょう!だいたいのショップさんは聞けば目の前でエサを入れて食べるかどうか一緒に確認してくれます。
でも拒食症の場合は…エサを食べるようになるまでけっこう根気が要ります、というより初心者では食べさせるまでは非常に困難…
なのでエサを食べない魚に手を出すのはオススメしません…。
④痩せ具合
魚の痩せって初心者ではわかりにくいですが、お腹周りがゲッソリしてるように見えるなら間違いなく痩せてます…
お腹と背中に瘦せの特徴は出やすいですね。
痩せた魚はちゃんとエサを食べさせたら戻ることが多いですが、病的な要因で痩せてると回復はかなり難しいです…
エサを食べない魚同様、痩せてる魚を買って帰るのも避けた方がいいです!
⑤病気が出てないか
これは店頭で見てた時は気付きにくいことも。実際店頭では病気は見受けられなかったのに、連れて帰るまでの輸送ストレスでたちまち発症しちゃうこともあるんですよね…
しかし購入時によく見てなくて最初から病気まみれの魚を連れて帰ってしまうと治療の手間がかかるし、そのまま亡くなってしまうこともあります。もし病気の魚をそのまま水槽に導入してしまうと…病気が蔓延してしまうことも。
体表に粉がかかったようになってたり、ところどころ赤く充血してるような魚は病気なので買わないようにしましょう!
魚は体内の寄生虫など、見た目だけではわからない不調もたくさんありますが、まずは見た目だけでも悪い個体を避けることで迎え入れてすぐに死んでしまうような事態を回避していきましょうね。
日本はマリンアクアリウムをやりやすい環境?

日本では地震の影響もあってか、水槽の普及はまだまだだと感じます。特に海水魚を飼育するマリンアクアリウムはユーザーが少ないですね。。
水槽と言えばアマゾンの熱帯魚!といった感じに淡水魚の水槽のイメージが強いんじゃないかと思います。
海水魚ショップで販売されている魚も多くは海外から輸入されてきた種類が多いです。
でも実は、国内の海にも観賞価値が高い魚たちは多く生息してるんです!アナタが街中で見た水槽の海水魚たちにも意外と自家採集でゲットできる魚も混じっているかもしれません…!
自家採集できるとなると身近に感じてきませんか?
例えばチョウチョウウオやヤッコの幼魚だったり小さなベラも磯に取り残されていることってあるんですよね。
アマゾンの熱帯魚は自家採集というわけにはいかないですが、海水魚は自家採集からスタートするというルートも可能性があるんです!
アクアリストの中には磯遊びで採集した魚を飼育したことがキッカケで大人になっても水槽を続けているという人もいます。
マリンアクアリウムをハードルが高いと思っている方こそ、こういった身近なキッカケからスタートしてみて欲しいと思います。
水槽やるなら見て欲しい!オススメ共生関係2選!
話を本筋に戻して、海水魚水槽の魅力の話を!
水槽は泳ぎ回る魚を眺めるのも楽しいですが、生き物の不思議な生態を観察するのも楽しいです!
その中でも『共生』がオススメです!
①定番!クマノミ×イソギンチャク

誰もが知る組み合わせ!クマノミがイソギンチャクに入ってモフモフしてる姿を見たくて海水魚水槽を始めた人は多いんじゃないでしょうか?
クマノミとイソギンチャクはそれぞれ入りやすい組み合わせがありますので、すぐに共生する姿を見たい方はその生体を導入するのがオススメですよ。
1~2万円くらいしますがハタゴイソギンチャクなら多くのクマノミが気に入ってくれます!
②大人気!共生ハゼ×テッポウエビ

この組み合わせも非常に人気が高いです!メンテナンス先の水槽で入れるとかなり反響をいただける組み合わせですね。
目が悪いけど穴掘りが得意なテッポウエビ。
目はいいけど穴掘りができないハゼ。
この2匹が出会ったときに誕生するのがこの共生。
エビは巣穴を掘って隠れ家を提供し、ハゼは天敵が来ないか見張り役。危険が迫ると一緒に巣穴に隠れる!
このエビが一生懸命砂を掻き出して穴掘りをしている姿がとてもかわいいんです!
なんで?共生失敗パターン
そんな共生推しではあるんですが、「思ったほどクマノミがイソギンチャクに入ってくれない…」という事例がけっこうあるんですよね…。
クマノミも意外とすんなりイソギンチャクに入ってくれるわけじゃなくて、好き嫌いとかタイミングがあるみたいで…
今回はそんな失敗例と原因の考察をご紹介します。
①クマノミの単体飼育が長すぎた…
水槽を始めたときに、『イソギンチャクなど無脊椎動物はすぐに入れると水が合わなくて死んでしまう』というアドバイスをもらったんで、クマノミだけ先に入れて水が仕上がってきてからイソギンチャクを入れてみた、そしたら全然入ってくれない…という事案がありました。
クマノミがイソギンチャク無しで生活してる期間が長いと、無しの生活に慣れて入ってくれないという事例もあるんです。
とあるお客様のところではイソギンチャクに入るまで1年以上かかったこともありますね…
②タイプじゃないイソギンチャクだった
クマノミにもイソギンチャクの好き嫌いがあります…
ハタゴイソギンチャクはいろんなクマノミが好んで入ってくれるんですが、シライトイソギンチャクはあまり入ってくれなかったり…。
値段をケチって安いイソギンチャクにすると、あまりクマノミ人気が無いものが多くなったりします。
③共生相手が食べられてしまった
共生ハゼとテッポウエビを入れていたら、突然エビだけ居なくなってしまった…
この水槽にはエビが大好物なベラが入っていて、ある時食べられてしまったんですね。ハゼが見張っててもベラは砂に潜ることもできるから逃げきれませんでした。
ツユベラやクギベラはエビと一緒に飼育するのは難しかったりします、イエローコリスとかはあまり食害しないんですけどね…。
このように混泳相手には気をつけておかないといけません!
オススメしたい魚種3選!
いろいろ言ったけども水槽を彩るメインはやはり魚!
有名どころのニモ(カクレクマノミ)やドリー(ナンヨウハギ)だけじゃない、綺麗な魚種を紹介。お気に入りの魚を見つけてアナタだけのオリジナル水景を作りましょう!
①ベラ~クジャクベラ科

ベラ科はイエローコリスやツユベラなど水槽で好まれる色彩の魚です。
しかしその中でもクジャクベラ科がとても綺麗ですよ!
マッコスカーズラスやファイティングラスは雄がヒレを広げた”フラッシング”の姿がイチオシ!
水槽内でフラッシングを見るにはあえて喧嘩相手を用意するといった工夫が必要になりますが、この美しさはダイバーたちも魅了するほど。
この姿を水槽内で観察できるかもしれませんよ!
ちなみにフラッシングを観察するために同種のオスを2匹用意しなくても、クレナイニセスズメのような似たような体型の縄張り意識が強い魚でもフラッシングをするときがあります。
同種2匹用意できなかったり、混泳数を多くしたいときはこうして相手を用意することもできますよ。
②王道!チョウチョウウオ

チョウチョウウオ科はその姿がまさにTHE・海水魚って感じの見た目で水槽にいると一気に海の中の感じが出ます!
よく泳ぎ回ってくれて彩りもよくなるチョウチョウウオは海水魚水槽ならぜひ入れたい種類です!
③愛嬌抜群!小型ハゼ
水槽に1匹は欲しいのがハゼの仲間。ハタタテハゼを代表にアケボノハゼ、ギンガハゼといった個性豊かな魚たちが多いです!
臆病な種類が多いので混泳するとなると少し難易度が上がりますが、小型水槽でも大型水槽でも飼えるため多くの方に導入して欲しい魚種です。
いかがでしたでしょうか?
海水魚には特有の魅力がたくさんあります!アナタの知らなかった魅力や海水魚飼育を始めるヒントが1つでも見つかれば幸いです!

