ポマカントス幼魚の見極め | AQUASCAPE

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ポマカントス幼魚の見極め

#マリンアクアリウム#水槽メンテナンスサービス#水槽飼育#海水魚

海水魚飼育をしているとタテジマキンチャクダイの幼魚やイナズマヤッコの幼魚を見たことあるかと思います。

いわゆるポマカントス、サザナミヤッコ属の魚たちですが、幼魚の期間の模様はすごく似ています。

この理由は一説には『縄張り意識が強い制御の攻撃を受けないよう幼魚の証をしている』と言われてます。皆同じような模様をすることで成魚の攻撃を逃れようとしているそうです。

そんな彼ら、一見すると見分けがつきにくいので特徴をまとめてみました。

サザナミヤッコ幼魚

サザナミヤッコ幼魚

コチラはサザナミヤッコ幼魚。白のラインが少しカーブを描くのが特徴。ちなみにポマカントス属でも特に大きくなってくれます。

タテジマキンチャクダイ幼魚(ウズマキヤッコ)

タテキン幼魚

人気種のタテジマキンチャクダイ幼魚。通称ウズマキヤッコ。コチラの柄はわかりやすいですね、ラインが楕円形でハッキリと渦を巻きます

ロクセンヤッコ幼魚

ロクセンヤッコ幼魚

ここから判別がつくにくいように…これはロクセンヤッコの幼魚。サザナミヤッコ幼魚とそっくりですが、ラインが直接的なのが特徴です。

イナズマヤッコ幼魚

イナズマヤッコ幼魚

コチラも人気種のイナズマヤッコ幼魚。ロクセンヤッコ幼魚とラインの入り方もそっくりですが、白いラインが少し青白いのが特徴。また、この写真はわかりやすいのですが体色に黄色~オレンジ色が出てきたらイナズマヤッコで確定ですね。

アデヤッコ幼魚(ブルーフェイスエンゼル幼魚)

アデヤッコ幼魚

こちら、背中にオレンジ色が出てきてるのでイナズマヤッコの幼魚に見えますが、アデヤッコ幼魚です。ラインが青白くない部分があるのと、一番の判断ポイントは目の周りにオレンジ色が出てくるのがアデヤッコ幼魚の特徴です。

イヤースポットエンゼル幼魚

イヤースポットエンゼル幼魚

コチラは比較的珍しいイヤースポットエンゼル幼魚。もうほぼサザナミヤッコ幼魚orロクセンヤッコ幼魚です…すごくわかりにくいですが、胸鰭のところのラインが枝分かれしてるのが判別ポイントだそうです…成魚はここにリングができるので、その予兆なんでしょう。一番わかりにくいです…
お店で売られてたら値段が1ランク高いので、それで違いがわかるんですが…

以上、それぞれの特徴でした。

それぞれ特徴を説明しましたが、魚は個体差が出るものなので100%判別できるものではないかもしれません…

参考に、模様の変化を写真で解説してるページがあって良かったので引用させていただきます~

【飼育員、すっかりだまされました!】

この記事の著者

AQUASCAPE

首都圏でアクアリウムの大手メンテナンス会社に勤めたのち独立。
アクアリウムの魅力を広げるため初心者向けのコンテンツからディープな話まで幅広く情報発信をしている。
個人宅の水槽からオフィス・クリニックの水槽まで、前職の経験に基づいたアドバイスを提供していきます。
1991年生まれ。

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