生活に活用された海の生き物たち
魚は食べるだけでも、鑑賞するだけでもない。人々の生活の中で活用されてきた生き物たちをご紹介!
お金として流通していたタカラガイ

タカラガイの貝殻は古代中国(紀元前1000年とか?)ではお金の代わりで使われていました。
中国だけでなく世界各地で貝殻をお金として利用する『貝貨(ばいか)』としての歴史があるみたいですよ。
今でも装飾品としての利用があるくらい、キレイな柄ですよね~
笛としてのホラガイ

これは皆さんご存知かな?法螺貝(ホラガイ)の貝殻は法螺笛として使われてきましたね~
単純に口をくわえる部分を取り付けるだけじゃなく、やはりちょっと加工する作業は必要みたいですが、それでも貝殻そのまま楽器になるっていうのはスゴイですね~
碁石として使われるハマグリ

ハマグリの貝殻は碁石に加工されてきました。今ではハマグリの碁石はけっこう高級品かな?
これもけっこう有名な活用法ですが、碁とかしない人は知らないかな~
やはり貝殻は昔から利用価値が高かったんですね。
忍者の目潰しに!?アカクラゲ

ちょっと物騒な使い方ですが、アカクラゲは忍者の目潰しの道具として使われてたようですよ!
アカクラゲが毒があるのは知られてますが、これを乾燥させて擂り潰した粉を使ってたそうです。忍者が逃げるときに相手に吹きかけて使ったそうです。
毒は古くから薬や暗○のアイテムとして活用されてきた歴史がありますねー
イモガイの毒が薬になるかも!?

イモガイの仲間は強力な毒がある危険生物として知られています。沖縄のアンボイナガイは今でも死亡事故に繋がる危険生物として周知されてます。
そして恐ろしいのがこのイモガイの毒、これだけ被害が知られているのにまだ血清が開発されてないということ。
しかしこの毒が鎮痛剤として開発されそうという話があるのです!
まだ実用化はされていないのですが、将来的に期待がかかる話ですね~
「なぜ毒が薬になるのか?」という疑問があると思いますが、昔から多くの薬は毒から開発されてきた歴史があります。麻酔も元々毒物からの応用ですし、麻薬も医療用麻薬があるくらいに毒と薬の関係性って近いんですよね。
タコの擬態術から人工皮膚を開発!?

タコは体の色や模様を瞬時に変化させて擬態する能力が知られています。
これは細胞の色素や表皮の凹凸変化で擬態をするそうなんですが、このチカラを応用して人工皮膚の開発研究が進められているんだとか。
実現すれば医学に大きく貢献できそうです!
他にも光学迷彩のようなものも開発されたりして…
サメの肌をおろし金に

”鮫肌”は昔から道具としていろんな場面で使われてきました。
その中にはワサビとかをすりおろす『おろし金』として使われてきたこともあるんですよ~
鮫も魚なので鱗(ウロコ)はありまして、鮫肌のあのザラザラは楯鱗っていう鱗そのものなんですね。
皮革製品になっていたエイの皮

↑のサメと同様、エイも楯鱗なので同じような使い方をされてきました。
エイやサメの皮は例えば日本刀の柄や鞘の装飾品として使われていたことがあります。
今ではエイの皮を使った革製品もあるんですよ。
宝石として価値が高い深海サンゴ

サンゴの中でも深海のサンゴは昔から宝石として使われてきました。
一般的な浅場のサンゴが1年で10cm成長するとしたら深海サンゴは1年で1cmしか成長しないと言われてます。骨格の主成分も違うみたいで、そのおかげで深海サンゴ特有の光沢になるようです。
深海サンゴは大きなものは数百万円する貴重な存在です。網に偶然かかって、かつ折れずに船まで上がってくるという奇跡を通過しないといけないのでそれだけ価値が上がるんですね~
番外編:靴ベラとして使われたピラルクーの鱗

海水の生物じゃないですが…世界最大の淡水魚『ピラルクー』の鱗は靴ベラとして使われてきました。
これだけ大きな魚なので鱗も巨大…これが靴ベラにちょうどよかったみたいです。
今ではワシントン条約で保護されてる魚なのでピラルク製靴ベラというのは貴重な存在になってるのでしょうか?
【まとめ】
- お金になったタカラガイ
- 笛になったホラガイ
- 碁石になったハマグリ
- 目潰しになるアカクラゲ
- 薬になるかもしれないアンボイナガイ
- 人工皮膚ができるかもしれないタコの擬態術
- おろし金になったサメの皮
- 革製品になったエイ
- 宝石になったサンゴ
- 靴ベラになったピラルクーの鱗
他にもまだまだ人間の生活に活用されてきた生き物はいますので、また紹介したいと思います!
