実は扱い注意!UVライト(紫外線)について

海水水槽、特にサンゴ水槽をしているとUVライトを使う方もいるでしょう。
サンゴの蛍光タンパク質の育成に必要なため、400nm以下の紫外線ライトが必要になったりするため、システムLEDに紫外線素子が入っていたり、370nmのスポットライトを使う方もいると思います。
ただこの紫外線ライト、安易に扱うと目の障害になる危険性も…⁉
UVライトの波長


UV(紫外線)は一般的に400nm以下の波長帯を言いまして、サンゴ水槽=リーフタンクでは370nm~400nmあたりの波長がよく使われます。370nmの波長をUV-Aとも言います。(使わない波長なので割愛しますがUV-BとUV-Cもありますよ)
UVライトって全然明るく無い…?

この画像は↑のUVライトの画角の水槽を、マリンアクアでよく使われる青照明=450nm付近の光で照らしたものです。
写真だとわかりにくいんですが…実際にUVだけで照らした水槽を見ると「暗い」と感じるはずです。
なのでUV光はとても弱い光…と感じてしまいがちです。
でも実は全く逆、もの凄く強い光なんです…‼
UVは失明の危険もある強い光!
実はUV光って、青照明より遥かに強力な光なんです。
太陽の紫外線って日焼けの原因になったりと、一般的に紫外線はそんなによくない、有害な光って印象あると思います。事実UVライトを見続けるのはかなり危険なのでやめましょう…
今回は説明を割愛しますが、UV光を受けるとサンゴが輝いて見えるのも、実はサンゴの防衛反応のような役割もあるんです。UVの光を変換して被害を軽減してるんですよね。
なぜUVは強い光なのに暗く見えるのか?
紫外線と言うのは人間には認識できない『不可視光線』でして、コレが失明に繋がる原因なんです。
人間の目は強い光を見ると光彩が狭まって目の中に入り込む光を減らして調整してくれてます。
しかし紫外線は強力な光にもかかわらず人間には見えません1。なので脳が「弱い光だ…」と勘違いして光彩を広げてしまいます。すると目の中に強力な光が入り続け、網膜がダメージを受けてしまいます。
ホントは強力な光なのに、それをノーガードで受け続けちゃうんですね…
なのでリーフタンクでUVを多用している方、サンゴはいいけどライトを直視し過ぎないようにしましょう。
特に小さなお子さんがいる家庭では要注意!お子さんが水槽鑑賞に夢中になってるときに「ライトがキレイ~!」とジロジロ見続けてるかもしれません…
こういったライトを使ってる方はフードカバー、またはキャビネットを付けてライト周りを隠して直接光源を見れないようにすることをオススメします!
- 可視光線はだいたい380~770nmあたりと言われている。この範囲を超えた瞬間、急に見えなくなるというわけでは無いが、この範囲外の光は認識しにくくなる。下限360nm~上限830nmとも。 ↩︎
