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真のpH 【R-pH】

#水槽メンテナンス業者#水槽飼育#飼育難易度

ph

pH(水素イオン濃度)については皆さんご存じでしょう。しかし【R-pH】(アールペーハー)という言葉は聞いたことあるでしょうか?今まで皆さんが測っていたpH、実は正しい値じゃないかもしれません…

R-pHとは?

【R-pH】を簡単に説明すると『ホントのpH』です。

この”R”はREAL(本物)じゃなくて『Reserved』のようです。reserved=予約 とかの意味ですが何でこの単語なのかはわかりませんが…

R-pHはどうすれば測れるかというと、測定する前にエアレーションで曝気してから測定するだけです!

曝気の時間は水量によりけりですが、10分くらいしておけばよさそうです。

主に水草水槽で意識される言葉ですが、海水水槽でも知っておくといいですよ。

水草水槽のCO₂添加
↑ロタラSPレッドの後ろにディフューザーが隠れてますが…CO₂添加している水草水槽。

曝気すると何が変わるのか?

これは【水の中のCO₂を追い出す】というのが目的なんです。

水中にCO₂が溶けるとpHが下がります。このCO₂は空気に触れてる部分からも溶け込むもので、(同時に出て行きもしますが…)つまり言うとpHはCO₂の影響を受けやすいんですね。

そうするとpHが変動しまくるので正確に測りにくいんです。

そこでCO₂の影響を排除して、変動をし終えたホントのpHを測定しよう!というのがR-pHの目的です。

なぜR-pHを測定するのか?

↑で説明したように、CO₂の影響を受けると水自体のホントのpHがわかりにくくなってしまいます。

なので弱酸性の水を目指した水草水槽で測定値がpH=6あたりだったとしても、すぐにpH=7あたりまで変動してしまったり…という現象が現れるのです。

一見弱酸性を維持した水槽も、その実はCO₂をバリバリ添加し続けることで維持している、悪く言えばドーピングで何とか維持している水槽だった…という場合があります。(それでも維持できてるならいいんですけども…)

そこでCO₂の影響を排除した『R-pH』を測定し、水自体のpHを調整していく指標にするために『R-pH』を測定するわけです。

Q.エアレーションした方こそドーピングした数値なんじゃないのか?

「エアレーションでCO₂を強制的に追い出したなら、それこそO₂を添加しまくったドーピング数値なんじゃないのか?!」というご意見もあると思います。

しかし、この心配は誤りかと思います。

まずエアレーションについて軽く触れますと、アレって酸素ガスを添加してるわけじゃありません。フイゴとかでその部屋の空気を送り込んでるだけです。

つまりエアレーションはO₂を大量添加していると言うよりは、より部屋の空気に馴染ませてるわけです。それはその部屋の空気中のO₂だけでなくCO₂も添加してるということ。その結果、その部屋において一番自然な状態の水になるわけです。

なので極端な話、アナタのお部屋のCO₂濃度が凄く高いのであれば、エアレーションすることでpHが下がるでしょう。しかしそれもその部屋の水槽における一番フラットな状態のpHなわけです。

【まとめ】R-pHで一歩進んだpH管理を目指そう!

  • R-pH→ホントのpH
  • エアレーションで曝気して測定したのがR-pH
  • CO₂の影響を排除したpHを測定するためにR-pHという指標がある
    (CO₂というより、その空気中に存在する自然な状態の水のpHにする)

R-pHは水草水槽で意識されますが、海水水槽でもカルシウムリアクターを使っていたりするとR-pHを気にしたほうがいいパターンもあります!

それと、部屋の換気をしてないと以外にpHが低く出ますが、これもCO₂の影響。海水水槽のpHが低い時はR-pHを測った方がいいかも? あと換気もしましょうね!

この記事の著者

AQUASCAPE

首都圏でアクアリウムの大手メンテナンス会社に勤務し2000回以上のメンテナンスを経験。
アクアリウムの魅力を広げるため初心者向けのコンテンツからディープな話まで幅広く情報発信をしている。
個人宅の水槽からオフィス・クリニックの水槽まで、前職の経験に基づいたアドバイスを提供していきます。
1991年生まれ。

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