アクアリウムのいいところって? | AQUASCAPE

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アクアリウムのいいところって?

#インテリア水槽#マリンアクアリウム#海水水槽

こんにちは、閲覧ありがとうございます。
AQUASCAPEです。

今回はそもそもの疑問というか、
水槽趣味にまだハマってない方の疑問というか、、

時々言われることがあることなんですが

「直接海で魚見ればいいじゃん?」という意見について。

「いやいや、水槽だからこその楽しみがあるんですよ!」という話。

海沿いに住まれてる方や漁業関係の方で

「魚は海行ったらいくらでも見れるからね~~」という声や

ダイビングとかされてる方で

「潜れば山ほどキレイな魚を 自然体の姿で見れるから~」という声

聞くことあります。

ええ、確かにその通りです…

でもダイビングされてる方でも水槽導入される方、けっこういらっしゃいました。

海沿いにいる方でも、見ようとしてわざわざ海まで行くの、面倒だったりすると思います
(見ようとしなくても仕事や散歩してたら勝手に見えるんや!ってこともありますが汗)

そんな声もありますが、水槽で生き物を鑑賞する理由、

筆者が推すポイントを挙げるなら、

【生態行動の観察】ができることだと思います!!

もうちょっと具体的に言うと

【体の特徴の観察】【捕食行動】【繁殖行動】こういったことを観察しやすいことですね。

【体の特徴の観察】

例えば『カエルアンコウ』 名前の通りアンコウの仲間なんですが流通量もそれなりにあるんでけっこう手に入れやすいです。

カエルアンコウ
↑こんな魚です。カワイイ

アンコウってだけあってエスカ(疑似餌)を振り回して魚を呼び寄せる姿も見れちゃったりします!

だいぶ慣らさないとやってくれないですけどね~~あと小魚食べられるくらいに成長しないと。。

それに加えて、魚だけどヒレを手足のように使って泳ぐというより歩きます!

そういった身体的特徴を間近で見れるのが水槽の魅力の一つ。

【繁殖行動】

こちらはハナダイの仲間がいいかな。

まず身体的特徴としてハナダイは性転換します、性転換はクマノミが有名ですがハナダイもします。

というか海の生き物、性転換するやつたくさんいます!ぜひ調べてみてください。

インドキンギョハナダイ
↑ハナダイは繫殖行動だけでなく色彩変化も美しい

はい、↑この子ハナダイですね。オレンジの子。キンギョハナダイって言います。

そしてこの子は性転換してオスになってますかね?

んでもって、ハナダイとかは繫殖行動として『婚姻色』という特別な模様に変わったりするんです。

写真の子はキンギョハナダイで、婚姻色だとヒレに赤い斑紋が出るって感じ。

水槽内でもわりとよく見られます。

ハナダイの婚姻色で一番有名でわかりやすいのがアカオビハナダイかな。

体の中心に真っ赤な帯模様が1本入るんです。これが鮮やかでキレイでして。

そんな姿を水槽で見ることができます。

【捕食行動】

スナイソギンチャク
↑伊豆の海底にいたスナイソギンチャク・イエローカラー

これは↑のカエルアンコウだったり、イソギンチャクだったり

生き物の食事のとり方ってのは面白いものでして。

カエルアンコウは↑で言った通りエスカ(疑似餌)を振り回して近づいた魚を一瞬で飲み込んでしまいます…

そしてイソギンチャクは魚を食べちゃうこともあります。

サンゴイソギンチャクだったり毒性が低いイソギンチャクでは稀なんですけど

写真のスナイソギンチャクやハタゴイソギンチャクみたいな人間が触っても痛いような毒性が強いイソギンチャクだと

一部の魚を捕まえて食べちゃうこともあります。

↑これ、ハタゴイソギンチャク。ほとんどのクマノミに人気です。モテモテ

刺されて動けなくなった魚をじっくり包み込んで中心にある口で飲み込んじゃうんですね。

そんでもってイソギンチャクは口はあるけど肛門はありません。

入口あるけど出口はない…ってことで一通り消化したら口から出しちゃいます。。。

ボロボロの魚が出てくるんでけっこうグロいんですけど…汗

食べられるのかわいそう…って言われちゃうことももちろんあるんですけど

「生きるために命を戴く」ということを見ることは

考えさせられることもあり、面白くもあります。 つまりは大事なコト。

そんな生命の循環を間近で見られるのも魅力です。

こういったことを身近で、家にいながら見ることができちゃいます!!

上級ダイバーさんなら海の中で珍しい魚の特徴も繫殖行動も、繁殖行動だって撮影できるんで

「やっぱり水槽じゃなくてもいい」って意見もあるかもしれませんが…

でもこういった事象を身近に見られる、ってことが

やっぱり水槽の魅力だと思ってます!

この記事の著者

AQUASCAPE

首都圏でアクアリウムの大手メンテナンス会社に勤めたのち独立。
アクアリウムの魅力を広げるため初心者向けのコンテンツからディープな話まで幅広く情報発信をしている。
個人宅の水槽からオフィス・クリニックの水槽まで、前職の経験に基づいたアドバイスを提供していきます。
1991年生まれ。

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