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ウニを有効活用~ハシナガウバウオ

#マリンアクアリウム#水槽飼育#海水水槽#海水魚

ハシナガウバウオ
撮影地:愛媛県愛南町宇和海海域公園

英名:urchin clingfish

学名:Diademichthys Lineatus

分類:スズキ目ウバウオ科ハシナガウバウオ属

大きさ4~6cm
飼育難易度???
価格帯???
入手難度???
生息地国内:房総半島以南太平洋、インド洋

飼育実例も販売例も見たことが無いので飼育難易度や価格帯は不明。

ダイビングでよく見られる。愛媛・高知の海ではだいたい発見可能。

最も特徴的なのが、ガンガゼを隠れ場所として利用しているところ!なのでだいたいガンガゼの近くを泳いでいることが多い。

有毒の棘をもつガンガゼのそばをホバリングするように泳いでおり、危険を察知すると棘の隙間に逃げ込んで非難する。

細長い体は棘に隠れるには好都合のようだ。体の模様もおそらくガンガゼの隙間に隠れたときに姿をカモフラージュするためだろう。

ウバウオ科にしてはそれらしくない体型をしているが、このために進化したのだろう。他のウバウオに見られるお腹の吸盤もくっつく力は弱いらしい。

ちなみにガンガゼではなくサンゴの隙間を利用している時もあるらしい。

この関係は片利共生(片方だけ得する関係性。ハシナガウバウオにはメリットがあるが、ガンガゼには何もない…)と思われるが、定かではない模様…

ガンガゼにもメリットがあるかもしれないが、ハシナガウバウオがガンガゼの肉を食べるという情報も…まだまだ分からないことが多いようです。

この記事の著者

AQUASCAPE

首都圏でアクアリウムの大手メンテナンス会社に勤務し2000回以上のメンテナンスを経験。
アクアリウムの魅力を広げるため初心者向けのコンテンツからディープな話まで幅広く情報発信をしている。
個人宅の水槽からオフィス・クリニックの水槽まで、前職の経験に基づいたアドバイスを提供していきます。
1991年生まれ。

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