光のRGBと演色性Ra
こんにちは!今回も閲覧ありがとうございます。
愛媛・高知エリアで水槽メンテナンスサービスをしているAQUASCAPEです。
前回の話の続き的な内容で。
かつて蛍光灯とメタハラが全盛期だった時期に『メタハラは綺麗だけど水草が上手く育たない』ということが言われていたそうです。
それについて、波長の図で一定の納得できる解答を聞いたことがあるのでご紹介。
綺麗さと育ちやすさはイコールではない
まず、『水草が綺麗だからといって上手く育ってるとは限らない』ということを念頭に置いていただければ。
メタハラは確かに水草や魚の色がキレイに出てました。それに比べると蛍光灯は色が全体的に暖色寄りというか、色彩がクッキリ出るわけではないというか…という印象。
しかし蛍光灯の方が有茎草が密にキレイに育っているような感じ。
これは光による見え方の違いと言えます。
ライトの波長によって見え方に違いがでる
この『綺麗さ』と『育ち具合』には光の波長が関わっています。先に言うと
●メタハラは赤青緑の波長が強調されている
※メタハラについてはADAのRGBライトを想定しています
◎蛍光灯は波長がなだらかになっている(演色性Raの高さ)
この違いが↑の答えと言えますね。
そして演色性Raについて簡単に補足すると『より太陽光に近い光になっているか』って指標でして、波長がなだらかな蛍光灯は太陽光の波長に形が似てます。
※だからといってRGB系のライトのRaが低いということではないようですが…難しい話になるのでここは割愛で…
そこで、メタハラの波長に近いADAのRGBライトと演色性Raが高いアマテラスのライトの波長を参考にしてみましょう。


こちらの画像がわかりやすそうなので拝借しましたが、かなり特徴がわかりやすいのではないでしょうか?
SOLAR RGBの方は波長の谷が顕著で赤青緑の波長が際立って高いです。これが水草の緑や魚の赤色青色を際立たせてくれます。
一方アマテラスの方は波長の谷があまりなく、なだらかになってます。これが太陽光の波長に近い形状になってます。蛍光灯はこちらの波長に近かったと言われてます。
ちなみにRGBというのはRed(赤),Green(緑),Blue(青)で光の三原色ですね。
なおプリンターで聞き馴染みあるCMYKはCyan(青緑)Magenta(赤紫)Yellow(黄色)blacK(黒)で、Kを除いたCMY、いわゆる青赤黄が色の三原色です。
どちらが優秀なのか?→単純に優劣をつけられるものではない
↑の波長を見るとRaが優れている方が良いライトなのでは?と感じるかもしれません。
ただそれは一概には言えません。RGBは光合成に必要な波長であり、それを伸ばしてるRGBライトはちゃんと大事なポイントを押さえたうえで美しく見えるような光にしていると言えます。
そして冒頭で話した『蛍光灯は暖色っぽく見える』『色彩がクッキリでない』というのは赤青緑の波長だけでなく黄色や黄緑の波長も沢山含んでいるのでRGBと比べてこのような見え方をすると言われてます。そしてこれは太陽光の波長に近いのだから、水草の生長に悪いはずもないです。
※『蛍光灯が暖色系に見える』というのは波長やRaより色温度(6000~8000Kあたり)が一番の要因ではあります
さらに波長は水の中では赤色から極端に失われていくので、実際水草に届いている波長は↑の図からさらに変化しています。各メーカーそこも含めていろいろな設計をしております。
そういったことを考えると一概にどちらが良いとは言えないですね…。
あえて『どちらを選べばいいですか?』という質問に答えるとするなら
【見え方を重視するならメタハラ→RGBライト】
【自然な色合いを重視するなら蛍光灯→Ra高いライト】
と答えますね!
【まとめ】
- メタハラ→RGB系は赤青緑の波長を重視。色彩が際立ち美しい見え方
- 蛍光灯→Raは太陽光の波長を重視。自然な色合いを出せる
このような感じです!
今ではメタハラも蛍光灯もあまり見なくなりましたが、LED時代の今でもこの違いを意識すればアナタが目指す水景にはどのライトがいいのか?その参考になるんじゃないかと思います!

