リーフタンクに使える接着剤

こんにちは、いつも閲覧ありがとうございます！

愛媛・高知エリアで水槽メンテナンス業者をしておりますAQUASCAPEです！

今回はリーフタンク＝サンゴ水槽で使える接着剤の紹介です。

サンゴを買ってきたらライブロックに固定しますが、その時に接着剤があると便利です！

「水槽で接着剤使っても大丈夫なの？」と思われるかもしれませんが、アクアリウム用品として売られてるものは基本的に安全性が担保されてます。

日用の接着剤は有害物質が溶け出したり接着力が弱かったりするので、アクアリウム用品の接着剤がオススメですよ！

この接着剤もタイプによって使用感が違うので、そこも含めて紹介します。

ゲル状接着剤

こういったタイプ。接着剤としては使いやすく一般的。

これらは水に触れることで固まる性質で、数分でほぼ硬化完了します。

水に触れると固まるものの、一瞬で固まるわけじゃないので水中でも使えます。有害物質の溶け出しもほぼ無いように成分調整もされてるので安心して使えます。

使いやすいですが使用量をケチるとすぐ外れちゃうのでたっぷり使うことをお勧めします！

ZOOXのAquariumGlueを重宝してますが、使い切りタイプなのについついケチって何度もやり直すことがよくあります笑

使い切りではあるけど本体を濡らさなければ何回も使えます、口が接着剤で固まってしまってもそこだけ切断すれば出てくるので。

その点Ecotech MarineのCoral glueは大容量で遠慮なく使えるので便利ですね～

練る練る系接着剤

これは紫と白のパテのような素材が入っていて、その２つを練り合わせると化学反応で固まってくるので、それを利用して接着します。

サンゴのフラグとライブロックを接着するときに便利です。

特に便利なのが、パテ状なので凹凸が多いライブロック表面にも接着がしやすいところです！

ゲル状よりもパテで凹凸をならして接着できるので安定しやすく、サンゴの角度調整もしやすいですね。

一回の使用量が多くなりがちでコスパは良くないですが、接着力はコチラが間違いなさそうです！

練り合わせた後硬化するまでは水中でも使えます。練る時は大気中でやりましょう。

こちらの商品はシリコンベースの製品のようでして、有害物質の溶け出しも無いようにはしているようですが、一般的にシリコンは固まるまでの間は水中で有害物質が溶け出す可能性があるとのこと。（完全に固まったらもう出ないけど）
他にも２種を練り合わせるタイプにエポキシ樹脂の製品もありますが、エポキシも固まるまでは有害物質の溶け出し可能性があります。

アクアリウム用品なので有害物質溶け出しは無いと思いますが、知識として覚えとくといいでしょう。

こちらも練るタイプですが、一風変わった特徴がありまして。

まず２種類を練り合わせる必要はなく、そのまま使えます。

そして最大の特徴が【熱すると柔らかくなること】です。

なので使う前に熱湯であっためて、その間に接着して冷えると固まります。

さらに熱すれば何度も使えるので、剥がれてもまた熱湯につければ使えます！便利ですね～

番外編：ライブロックの接着剤

せっかく接着剤を紹介したので、サンゴじゃなくてライブロックの接着剤も紹介します！

こちらは補助材と液状接着剤、セットで使用します。綿のような補助材に液状接着剤を垂らすと化学反応で溶けて固まります。これがスゴイ接着力で…！浮いてるような形状だって作れます。カミハタさんの神アイテムですね～

ただ、この接着するときに化学反応で煙がでるほど高温になります…めっちゃ熱くなります…あと臭いはけっこう発生します。

なのでこれ使う時はなるべく外で、厚手の手袋をつけてやることを推奨します。手にくっつくと危ないですよ…！

こちらはホントのセメントのように粉に水を加えながら練っていくことで使えるアクアリウム用のセメント。

↑のカミハタの接着剤で組んだ岩を補強するように組み合わせて使うとオススメです！

固まるまでに時間がかかるので、天然ライブロックには不向きではあります。いちおう天然ライブロックでも硬化するまで乾燥しないように海水を霧吹きし続けてあげれば可能ではありますが。

ホントは固まった後に数日海水に漬けてアク抜きをすると良いです。

あと飾りサンゴ・レプリカサンゴなど樹脂製の素材は相性が悪く接着しにくいです。

それとこの製品、水中でも使うことはできるみたいです。その場合は水を少なめにして練っておくのがポイントだそうです。ただこれやってみたけど上手くいきませんでした…たぶん水中で使うことはできるけど、難易度は高そうです…

【まとめ】

• 接着剤はゲル状と練り合わせるパテ状がある
• ゲル状は使いやすくリーズナブル
• パテ状は高いけど安心の接着力
• 有害物質の溶け出しを懸念するならアクアリウム用品を使うのが無難

フラグサンゴメインならゲル状のアイテムがコスパ良くオススメ、

ホール状など大きなサンゴは練る練るタイプのパテ状が良いかも！