危険な毒:パリトキシン~このイソギンチャクはヤバすぎる! | AQUASCAPE

BLOG & INFO

ディープラーニング

危険な毒:パリトキシン~このイソギンチャクはヤバすぎる!

#水槽メンテナンスサービス#海水水槽#海水魚

スナギンチャク

キレイなイソギンチャクを見つけて、「触ってみたらチクっとした!」という経験はないでしょうか?イソギンチャクの中には人を殺めるほどの強毒を持つものも。今回はスナイソギンチャクや一部のマメスナギンチャクが持つ『パリトキシン』についての解説。

”彼を知り己を知れば百戦殆からず”ということでこの毒について知り、安全なマリンアクアライフを楽しみましょう!

超強力!!神経毒のパリトキシン palytoxin

スナイソギンチャクやイワスナギンチャクが持っているとされる『パリトキシン』化学式はC129H223N3O54

フグ毒で知られるテトロドトキシンより強力な毒で、一説には50倍以上の強さとも…

海外の事故事例で、パリトキシンを持つ”マウイイワスナギンチャク”を知らずに購入し水槽に入れていたところ、これが何かの刺激で毒を放出。その水が蒸発したときに毒成分が気化して大騒動になった事例があります。

毒が混じった水の水滴が床に飛び、それが蒸発して有毒ガスになっていた事例ですが、それほど少量の水に含まれる毒素だけで人が昏倒するくらい強力な毒だということがわかります。

パリトキシンを持つとされる生き物

スナイソギンチャク

スナギンチャク
↑撮影地:静岡県伊豆半島東伊豆の海底20m付近

そこそこの水深の場所の砂底に居ることが多いので普通に目にすることは少ないのですが、磯場近くの砂底にもたまーにいるそうです。海水浴や磯遊びの時には十分お気をつけください。

しかし黄色以外にもピンクや紫など、色彩豊かで美しいイソギンチャクです…

マメスナギンチャク/イワスナギンチャク

マメスナギンチャク
↑これは普通種のマメスナギンチャク。パリトキシンは持ってない

一部のマメスナギンチャクはパリトキシンを持つと言われています。基本的にマリンアクアで流通する品種は大丈夫ですが、個人売買で出品されているものの中には猛毒の種類が混じっているかも…

実際↑の海外の事故事例も通販で買ったマメスナが、実は超猛毒のマウイイワスナギンチャクだったという話です。中には漁の最中に捕れたマメスナをネットで販売している事例もあるかもしれません。ご注意くださいませ。

アオブダイ

アオブダイ

アオブダイはパリトキシンを持っていることがあるとして食べないよう注意喚起がされています。正確にはパリトキシンによく似た成分の別物、パリトキシン様毒と呼ばれているようですが…

スナイソギンチャクのように刺されるわけじゃないですが、食べると当たることがあるのでお気を付けください。

マメスナギンチャクの株分けの注意事項

マメスナギンチャク

マメスナギンチャクはパリトキシンではなくとも何かしらの毒を持っています。

マメスナギンチャクは増えやすく株分けでフラグ化する方も多いと思います。しかしカットするときに体液が飛び散ることがあります。これが目に入るとメチャクチャ痛いそうです…

なので株分け作業の時は保護ゴーグルを付けてやるようにしましょう!100均の安いサングラスでもいいですよ。

【まとめ】

  • パリトキシンはフグ毒をも超える超強力な毒
  • 保有する生き物を覚えて被害に逢わないよう注意しましょう!
  • マメスナギンチャクの株分けはゴーグルを付けて目を守りましょう

この記事の著者

AQUASCAPE

首都圏でアクアリウムの大手メンテナンス会社に勤務し2000回以上のメンテナンスを経験。
アクアリウムの魅力を広げるため初心者向けのコンテンツからディープな話まで幅広く情報発信をしている。
個人宅の水槽からオフィス・クリニックの水槽まで、前職の経験に基づいたアドバイスを提供していきます。
1991年生まれ。

コメントは受け付けていません。

プライバシーポリシー / 特定商取引法に基づく表記

Copyright © 2025 AQUASCAPE All Rights Reserved.

CLOSE