ナンヨウハギの尻尾には要注意! | AQUASCAPE

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ナンヨウハギの尻尾には要注意!

#マリンアクアリウム#水槽メンテナンス業者#海水水槽#海水魚

ナンヨウハギ

ナンヨウハギは某人気映画で一躍有名になったマリンアクアリウムの人気者。

ですがこの子の取り扱い、実は注意したほうが良い部分もあるので、そのあたりを紹介しておきましょう!

ナンヨウハギはメスを隠し持っている?!

ナンヨウハギは英名だと”Palette Surgeonfish”。このSurgeon(サージョン)ってのが手術に使う『メス』を意味してます。意味としては『メスを持った魚』と言われてるんです。

医療用メス
↑医療用のメス。とても切れ味が鋭い

危険なのは尻尾の部分!

さて、このメスはどこに隠し持っているのか?それは尻尾の部分です。

ナンヨウハギの尾びれ
↑赤丸の部分に鋭い棘が収納されて隠れてます

実はこの部分に鋭い棘が隠れているんです。

普段は体に収納される感じに閉じられているんですが、危険を感じたりケンカする時はこの棘が起き上がってたちまち凶器に変わるんです!

メスと言われるだけあって、切れ味抜群です。過去にナンヨウハギの亡骸を回収した時に、この”メス”の切れ味を確認してみたことがあります。

発泡スチロールや段ボールはスパスパ切れます…木材にも簡単に刺さってしまうほどでした。

この棘はナンヨウハギの属する『ニザダイ科』に共通する特徴でして、ニザダイ科の魚は同様の特徴があるため取り扱いには注意したほうがいいです。釣り人の方なんかはこの危険性をけっこうご存知だったりしますね~

ニザダイ
↑ニザダイの仲間。コチラは収納というより剝き出しで鋭い棘があるのがわかります…

棘は切れ味だけでなく毒もある

このナンヨウハギの棘の危険性は切れ味だけじゃなく、毒も含まれているようなんです。

過去にこれでケガをした同僚が傷口が何日か腫れていたそうです。

毒成分についての詳細はあまり調べられてないようですが、アイゴなどと同じタンパク質系の毒のようなので、42℃~の熱めのお湯に漬けておくと痛みが和らぐようですね。

【まとめ】

ナンヨウハギの尾には鋭い棘があり、よく切れるうえに有毒です!

人気のウラにこういった危険もある魚ということは意外と知らない方が多かったんじゃないでしょうか?!

とはいえ、我々業者はナンヨウハギを普通に素手で捕獲したり手に乗せたりすることはあるので、すぐに攻撃されるようなことはありませんが。。

安全の為にも魚の為にも、移動の時はプラケースを使ったり、素手で取り扱うとしても厚手の手袋をするとかの予防をオススメします!

この記事の著者

AQUASCAPE

首都圏でアクアリウムの大手メンテナンス会社に勤務し2000回以上のメンテナンスを経験。
アクアリウムの魅力を広げるため初心者向けのコンテンツからディープな話まで幅広く情報発信をしている。
個人宅の水槽からオフィス・クリニックの水槽まで、前職の経験に基づいたアドバイスを提供していきます。
1991年生まれ。

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