マリンアクアNG行動集

こんにちは!いつも閲覧ありがとうございます、
愛媛で水槽メンテナンス業者をしております、AQUASCAPEです。
今回はマリンアクアリウム=海水魚水槽でやってはいけないことをまとめてみました。
意外と「それダメなの?」って項目もあるかと思いますので、普段の管理やメンテナンスで当てはまるものがあったら改めるようにしましょう!
海水づくりで塩を先に入れる
これは過去の記事でも何度か触れてますが、水換えで新しい海水を作るとき
バケツに塩を入れてから水を注いでいく
これダメです!!
なんでダメかというと、海水の成分がメチャクチャになるそうです。
先に塩を入れとくと人工海水=塩が溶けるときに一時的に塩分濃度がめっちゃ高い塩ができますよね?
その時にいろんな成分が予期しない化学反応でくっつくんで本来の成分通りに出来上がらないそうです。
まぁ、過去にこちら試してみたけど魚水槽では特に影響は無かったですが…サンゴでも丈夫な種類だったら問題なかったです…。
とはいえ、上手に飼育するなら横着せずに水貯めてから塩を入れましょう~
バルサンや殺虫剤
水槽がある部屋で殺虫剤のたぐいを散布するのは止めましょう…当然変な成分が溶け込んでダメになります…
蚊が来なくなるスプレーもダメって聞きました。でも扉開けた状態で使用したら平気でしたけどね…??
蚊取り線香も扉開けてたら大丈夫でしたけど…どちらも念のため止めておきましょう……
よく手を洗わずに水槽に手を入れる
油モノを触った後に手を入れるのはもちろんダメですが、意外と注意してほしいのが
手についた石鹸をちゃんと洗い落とせてないこと
これ気をつけてください!手を洗うのはいいことです、でも水で流して終わりはちょっと危ない…
しっかり手を擦り合わせて石鹸や洗剤を落としましょう!
人工海水が無かったから食塩で海水を作りました!
はい、ダメです笑
「塩分濃度は合ってるから~」って言ってもダメです!
食塩と人工海水では当然成分が違います。
人工海水は塩(塩化ナトリウムや塩化マグネシウム)だけじゃなくていろんな成分を調整して海を再現できるように作られてます。食塩で作ってもただの食塩水です…
これをやろうとした人物を知ってますので、念のため紹介です…汗
海水で足し水
これもダメでして。過去にも触れてますが。
海水も蒸発しますが、水分は蒸発しても塩分は蒸発しません。
なので足し水を海水でやってしまうと塩分が累積してって塩分濃度が上がり続けてきます。
ちなみに冬場は乾燥してるので蒸発が早くて足し水回数がめっちゃ増えます。
筆者は夏場の方が暑くて洗濯物すぐ乾くんだから冬より夏の方が足し水必要って思ってた時期もありました…
でも夏場でも締め切った部屋で空調かけ続けてると比較的足し水多めになりますね~
NGってほどじゃないけど…注意しよう
釣ってきた魚を入れてみた
種類によっては大丈夫ですが、海で釣れるような魚たちってけっこう気象荒いんですよね…それにデカいの多いし。
なので入れた途端に在来魚が蹂躙されたりします…
買ってきたパッキング袋の海水をそのまま水槽に入れる
これは病気の持ち込みや水質変化の観点から止めた方がいいと言われます。
特にネット通販で買って袋詰めから到着までに時間がかかっている場合…パッキング内の水はアンモニアや汚れがたくさんある可能性もあります。
なので水合わせしたら魚だけ入れて袋の海水は捨てるってのが基本ではあります。
ただし、これも状況次第って面もあります。
筆者は信頼している腕のいいショップさんのパッキング水はむしろ水槽に入れることもあります。
そういったショップの水は完成されたバクテリア環境がそのままになってることが多いからです。
例えば過去に新しく水槽立ち上げてるときに、待てど暮らせどアンモニアや亜硝酸が消えないことがありました。
我慢できずに信頼してるショップで生体を買って入れちゃったんですが(←これはNGです!)
その時袋の水も全部そのまま入れました。
すると翌日、10日以上経っても消えなかったアンモニアと亜硝酸がキレイに無くなったことがあります。
良いショップの水は最高のバクテリア剤に等しいと考えられますね!
【まとめ】
- 塩先入れ海水づくりはダメ
- 殺虫剤散布はダメ
- 石鹼や洗剤はしっかり洗い落としてから
- 食塩で海水づくりはダメ
- 海水で足し水はダメ
以上です、まだまだある気がするので
その時は第二弾をやりましょ~

