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【水草回②】まだある水槽トラブル~病気他

#インテリア水槽#水槽メンテナンス業者#水槽飼育#水草水槽

前回は水草水槽のコケ関係のトラブルでしたが、今回は厄介生物や病気関係のトラブルをご紹介。

スネール

スネール(サカマキガイ)
↑サカマキガイ。貝類は基本雌雄同体なので繫殖力が高い。

スネールは水槽に意図せず発生する貝類の総称。画像のスネールはサカマキガイと言って繁殖力は高いですが、殻が柔らかく簡単に駆除ができるのでまだ簡単な方。

他にも殻が硬いチョココロネのようなカワニナに似ているものや、平べったい巻貝のヒラマキガイなど様々です。

それとこの手の貝が発生しているなら高確率で卵も産みつけられてます。透明なゼリーのようなものが水草や岩に付いてたらそれが卵なので取り除いておきましょう。

いちおうスネールは残りエサの処理をしてくれたり一部のコケを食べたりしてるんですが、大量発生するので見た目が悪いこと、水草を食害してしまうことから害虫扱いされてます。

対策①生体兵器

アベニーパファー
↑アベニーパファー。可愛いのでスネール関係なく飼いたい
スネールキラースネール
↑貝を食べる貝。スネールキラースネール

アベニーパファーは淡水フグ、なので貝類は大好き。ただカワニナのような殻が硬い貝はあまり処理できないようです…

あと水草齧ったり他の魚のヒレを齧っちゃったりするのが難点。でも可愛いです!

そして貝を食べる貝のスネールキラースネールはそういった食害は無いので安心。

動きが早い貝には逃げられますが…じわじわと数を減らしていってくれます。

最終的に共食いするのかスネールキラースネールも数を減らして、いつしか貝類が消え去ってしまう…そんな感じになります笑

対策②水草その前に

水草その前に

いわゆる薬です。水草を水槽に入れる前に余計な生き物を駆除するアイテムです。

注意点はエビがいる水槽に入れるときは使わない方がいいと言われてる点。これ以外にも農薬付きの水草はエビが死ぬので使ってはいけないと言われてますね。

ただしっかり洗えばエビがいても大丈夫な気はしますが…

水草で一番安心なのは組織培養の水草であれば無菌状態で育てられてるので安心ですね。

対策③持ち込まないこと

対策と言うよりは予防策。

どこから貝が侵入しているかと言うと、ほとんどが購入したものからの持ち込み。

主に水草に成体や卵が付いていること。次に魚を買ったパッキング袋などに混入していることです。

なので水草を入れる前に②の薬を使ったり、パッキング袋の水は入れないことです。

ウオジラミ

ウオジラミ
↑中央の茶色いやつがウオジラミ(通称チョウ病)

これは水草水槽ではあまり見ないのですが、一緒に紹介。金魚や鯉に付くことが多いですね。。

いわゆる寄生虫です。海水魚のハダムシのような存在、寄生して体液を吸うので魚が弱ります。。。

コイツは一説には水道水からだって混じるとも言われるくらい、どこかしらから出現してしまいます。

そして発生した水槽には卵が残る可能性があるので、完全駆除には時間がかかります…

対策①物理除去(直接取る)

ピンセットなどで直接取ってしまうことは可能なので、数匹くらいならそれで除去できます。

ただ卵残留の可能性は否定できません…

対策②熱洗浄

水槽と底砂、濾材など全てお湯で洗浄すれば卵も死滅します。

作業が大変なのと、バクテリアはリセットされてしまいますが…一番確実ですね。

白点病

白点病

海水でもお馴染みの白点病、淡水でも発生します。

ちなみに淡水の白点病はイクチオフチリウスIchthyophthiriusと言って海水とは種類が違います。

対策①水温を上げる(28~30℃くらい)

淡水白点病の適温は20℃付近と言われているので、水温を上げれば繁殖できずに治まってきます。海水よりは簡単に対処できますね!

ネックになるのは高水温だと水草が弱ること。一説には25℃以上でも白点病の活性が落ちるというので、水草のことも考えると25~26℃で様子を見るのも手かもしれませんね。

対策②魚病薬で薬浴

魚を薬浴水槽で1週間ほど薬浴するのも有効な対策です。薬はグリーンFゴールド顆粒やヒコサンがいいでしょう。

シダ病

シダ病
↑ミクロソリウムの病気。緑色のブツブツが出来たり茶色くなって枯れていく

これはミクロソリウムに発生する病気。他の水草には見られない病状ですが、発生するとなかなか沈静化しなくて厄介です。

幸いなのが他の水草にはうつらないこと、ミクロ同士はうつるけども感染が早くないことですかね…

ただシダ病が発生しているということは同時多発的に発生している可能性が高いので油断なりません。

シダ病の原因は?

真菌病と言われています。葉同士の接触で感染したり、胞子で感染するとも言われてます。

対策①水温を下げる

高水温になると発生しやすいです。22~24℃くらいが多くの水草の適温なのでそのぐらいで維持しましょう。

対策②水流を見直す

水の流れが無く淀んでいると発生しやすいです。ミクロソリウムの位置やレイアウト変更、フィルターの吐出口の向きを修正して流れを見直しましょう。

対策③ミクロソリウムを間引く・株分け

ミクロソリウムが生長すると密度が高まって葉の根元に水が流れず病気が発生しやすくなります。

定期的に間引いたり株分けして水の通りを良くしましょう!

あと当然ながら病気の葉は根元からトリミングして除去しましょう。残しておくといつまで経っても治りません…

【まとめると…】

  • スネール→生体兵器、水草その前に、そもそも持ち込まない
  • ウオジラミ(チョウ病)→物理除去、熱洗浄
  • 白点病→水温上げる、薬浴
  • シダ病→水温下げる、水流改善、株分・間引

以上、水草水槽のトラブル対応でした!まだまだ他にもありますが、そのあたりはまた機会があるときにお話ししようと思います。

この記事の著者

AQUASCAPE

首都圏でアクアリウムの大手メンテナンス会社に勤務し2000回以上のメンテナンスを経験。
アクアリウムの魅力を広げるため初心者向けのコンテンツからディープな話まで幅広く情報発信をしている。
個人宅の水槽からオフィス・クリニックの水槽まで、前職の経験に基づいたアドバイスを提供していきます。
1991年生まれ。

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