光の直進性と拡散性 | AQUASCAPE

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光の直進性と拡散性

#インテリア水槽#水槽メンテナンスサービス#水槽メンテナンス業者#水槽ライト#水槽飼育

こんにちは、いつも閲覧ありがとうございます。

愛媛で水槽メンテナンスサービスをしているAQUASCAPEです。

今回は海水水槽だけではなく、水草水槽にも通じる話を。それは光の直進性と拡散性の話です。

水槽用ライトにもいろんな製品がありますが、光の性質について聞いたことがあるでしょうか?

LEDライトが全盛期となった今、この話はあまり意味が無いかもしれませんが…知っておくとアクアが辿ってきた問題点と克服についてのヒントになるかもしれませんよ。

ライトの光には直進性と拡散性がある

実はライトのタイプによって光の性質に違いがありまして。それが直進性と拡散性。

だいたい文字を見ればわかるんですが、それぞれの特徴について触れますと

直進性:光が真っすぐ進む。陰影を演出しやすい。水槽の底まで光が届きやすい。広範囲を照らすより部分的に明るくなりやすい。

拡散性:光が広範囲に進む。影を作りにくく光を届けやすい。水槽全体を照らしてくれる。底の方は光が届かず暗くなりがち。

ざっとこんな特徴があります。

例えば直進性が強いライトなら流木レイアウトの水槽の陰影を際立たせるのに役立ちます!さすがに画像を拝借するのは気が引けるので使いませんが、IARLC(ADA主催水草レイアウトコンテスト)の作品で流木レイアウトの陰影がすごくクッキリ出てるのはこういった光の特徴を上手く使ってると思います。

そして拡散性が強いライトは水草が密集する水槽でも影を作りにくく育成に有利とされてます。陽性水草を細部までミチミチに仕上げるにはこの特徴を利用すると良いです。

そしてこの性質は『蛍光灯』『メタハラ(メタルハライドランプ)』『LED』によって違いが出ます。そちらを紹介しましょう~

蛍光灯~拡散性

蛍光灯ライト
↑KOTOBUKIの蛍光灯

最近はめっきり見なくなった蛍光灯のライト。というのも2027年末に世界的な規制で生産終了なので必然ではありますが…

こちらは長らく水槽用ライトとして使われてきました。一昔前までは水草は蛍光灯でないと育たないとも言われていた時代も…それは蛍光灯が赤波長をカバーしてるって話もあるんですが、今回は割愛。

この蛍光灯の光は拡散性が高いと言われています。

例えば蛍光灯の下に手を入れて光を遮ってみても、直下があまり暗くなりにくいです。なので光が広く拡散するように届くので影を作りにくいというわけですね。

メタハラ~直進性

メタハラ
↑メタハラ。HIDランプとも

こちらも水槽用ライトとしては絶滅傾向にある製品。メタハラといえば高級ライトの代名詞でしたが、水槽用ライトとしてはなかなか見なくなりましたね…

このメタハラは直進性が強いとされてます。実際ADAのメタハラを使用している現場では影の仕上がり方が違いましたね、すごく陰影が強調されています!それに水草や魚の赤色の仕上がりも凄かったです。これはRGB光などの話が関わるのですが、それは次回の話で…

めっきり見かけなくなったメタハラ、ハイパワーのライトとして有名でした。そして高出力ゆえのライト本体がめちゃくちゃ高温になるのも特徴の一つ…笑

水槽ではなく球場のライトなどで以前活躍はしてますね。

LED~直進性

LEDライト
↑ZENSUIのLEDライト『Levil』

今ではアクアリウムのライトの主流となったLEDライト。

こちらもメタハラ同様、LEDは直進性が高いと言われます。メタハラと違ってライトが広がる角度などで特徴の違いはありますが、反射板を使って無駄な光を出さないように…と様々な工夫がなされて今に至るようです。

昔のLEDが発売されたての頃は光量が弱く『LEDでは水草は育てられない』など散々な言われようでしたが…技術の進歩で光量も波長域も改善され蛍光灯とメタハラの立ち位置を喰ったカタチになりました。時代の流れですね~

筆者の印象としては直進性は【メタハラ>LED】な印象はありますが、最近のLEDはその違いすら乗り越えて完全に上位互換になったかもしれません。Kessilのライトで水草水槽を照らしたときの陰影の出し方には驚いた記憶がありますね~(モデル名忘れてしまいましたが…汗)

【まとめ】

  • 光には直進性と拡散性がある
  • 蛍光灯→拡散性
  • メタハラ&LED→直進性

このような特徴があります。とはいえ、最近はLEDが主流となり直進性だの拡散性だのを考えてライトを選ぶことも無くなったかもしれませんね。

とはいえ、ライトによってはLEDでも全体的に明るくできる、など様々な工夫を凝らしたライトも出てきてます!

ところでメタハラは水草の緑色や魚の赤色がハッキリ色上がりしてキレイなので今でもファンが多い存在です。これは特にADAのメタハラによく見られた特徴ですね。

ではなぜメタハラはそのような色上がりを見せるのか?

次回それに関連する話をしたいと思います!

この記事の著者

AQUASCAPE

首都圏でアクアリウムの大手メンテナンス会社に勤務し2000回以上のメンテナンスを経験。
アクアリウムの魅力を広げるため初心者向けのコンテンツからディープな話まで幅広く情報発信をしている。
個人宅の水槽からオフィス・クリニックの水槽まで、前職の経験に基づいたアドバイスを提供していきます。
1991年生まれ。

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