【トラブル事例4】ヒーター新品にしたのに暴走…
過去に遭遇した事例からトラブル対処を学ぶ、その4。

「魚が死んでて、なんか水槽触るとあったかいんですが」
季節は秋も終わりに近づき、日中でも寒くなってきた頃。
この連絡が来た時点でヒータートラブルということは容易に想像ができました。
実際行ってみたら水温が40℃近く…かなり熱くなっていて魚は全滅してました…
しかし、動作を確認してみるとサーモスタットは正常に動いている様子。。
水温が上がっているので勿論ヒーター自体も生きています。
なぜ誤作動が起きているのか?
原因は”センサーの露出”
事前情報で「前回のメンテナンスでちょうどヒーターを新品に替えてたんですが…」と聞いてました。
お客様にもそれは伝わっていて、「新品に替えたばっかりなのに壊れたなんておかしい!」と少々ご立腹の様子。
実のところ使って2か月でも壊れるなんてのはヒーターだとわりとありますが…そんな言い訳するのも厳しい状況…
そんな中でサーモもヒーターも動作確認して問題無し、なぜだ…?!と思っていると。
すごく初歩的な話で、センサーが水槽のフタの上に乗っかってるではありませんか…‼
原因はこれでした。これじゃあ十数度の外気温をセンサーが認識し続けるので、ずーっとヒーターが稼働してしまいます…。
水槽のフタを開けるときにはセンサーが取れてないか確認を

実はコチラの現場の水槽はフードタイマーを使わず、お客様自身でエサをやっていただいてる現場でして。
エサをあげるときにフタを取ってエサやりをしていました。
そしてOF水槽ではないのでフタの隙間からヒーターやセンサーを投げ込んでいるタイプ。
さらにはオフィスさんでエサやりはスタッフさんが代わる代わるやっていました。と言ってもメインのエサやりスタッフさんはいるのですが、非番の時に代わりにやってくれるスタッフさんが数名いた感じ。
そして今回のトラブルはいつものスタッフさんじゃない方がエサやりをしてくれたこと、それとヒーターを新品に交換した時にいつもと配線が少し変わってたことで起きてしまったトラブルでした…。
改めてスタッフさんに「このセンサーが水から出ないように注意してくださいね」とお伝えしておきました。
【まとめ&予防策】
- ヒーター、サーモスタットの動作確認だけでなくセンサーも異常がないか確認
- センサーはちゃんと水から出ないような設置になっているか確認
水槽崩壊で一番多いのが温度トラブルによるもの。特にヒータートラブルはよくあります。
ヒーターのセンサーにはキスゴムが付いてて、水槽に貼り付けて水から出ないような仕組みにはなってるんですが…キスゴムは劣化が早いのであまり信用しない方がいいです…。

そしてこういったトラブルが起こらないよう、普段はセンサーのコードを結束バンドなどでヒーターや水流ポンプのコード、あるいは給水パイプなどに結束して取れないようにしてるんです。
ただ、今回の場合はその前にヒーターを交換したのが仇となったようで…ヒーターと一緒にサーモスタットも交換したのですが、その時に結束を怠ってたようです。その結果いつもなら外れないセンサーがエサやりの時に外れて水から出た状態になってたようです。
センサーが外れないよう結束措置を忘れた業者側の落ち度の事案でしたが、お客様自身で管理する時にはこういったヒーターのセンサーなど機材の知識を入れて予防できるようにしておくといいです。
大切に育てた魚たちを救える可能性がグッと上がりますので…。

