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水槽の魚の捕まえ方~魚を傷つけない確保法は?

#マリンアクアリウム#水槽メンテナンスサービス#水槽飼育#海水魚

水槽から魚を移動する時、どうやって魚を捕まえてるでしょうか?

実は魚はとても繊細、ちょっとしたことで傷がついてしまいます。アナタの取り扱いは魚を傷つけてないでしょうか??

水槽の中でレイアウトの隙間を泳ぎ回る魚を捕まえるのは非常に難しい…最終的にイライラしてなかば強引に確保したりしたことないでしょうか??でもその行為、けっこうNGかもしれません…!

そんな魚の取り扱い方についてのお話です。

魚に優しい取り扱い方 ベスト3

  1. プラケース
  2. 素手
  3. ネット
  4. 論外:釣る

主にこのような手段があるんじゃないでしょうか。これらについてオススメする理由とともに紹介していきますね!

①プラケース お勧め度★★★★★

プラケース

魚を確保する時に役に立つのがプラケースです!

後で解説するけどネットよりこっちの方が断然オススメなんですよね~

プラケースをオススメする一番の理由は【魚体に極力触れないで捕まえられるところ】です‼

魚の体表は粘膜に覆われているんですが、これが体を保護して病気などから守ってくれてます。

魚を捌いたことある方なら表面がヌルヌルしてるのわかると思いますが、あれが粘膜です。

この粘膜、実はかなり繊細とも言われてまして触ったりぶつかったりすると粘膜が剝げたり傷がついちゃうんです。そうすると魚が病気になったり弱ったりします。

そのうえ魚はストレスの影響をすごく受けるので、捕まっただけでもストレスから調子を崩すことはよくあります。

ですがプラケースであれば極力魚に触れることなく確保ができるので、一番影響を与えずに捕まえることが出来ます!

捕まえ方としてはプラケースを2つ以上準備してください。そのプラケースで水槽の角に追い込んで挟み込むように確保してあげるといいです。プラケはレイアウトの間など狭いところには不向きなので、魚がそこに逃げ込んだ時は手で追いやって広い場所に誘導して確保しましょう。

そしてプラケースの利点が、【透明なので魚に逃げられにくいこと】です。

ネットは魚にバレバレなので全力で逃げられるんですが、プラケースは魚から見えにくいのか比較的逃げられにくいです。運が良ければプラケに気付かず自分から入ってきてくれたり…

以上、魚を傷つけにくいことと逃げられにくいことからプラケースが一番オススメです!

②素手 お勧め度★★★☆☆

魚体を傷つけないという点では素手もアリです!薄手のゴム手袋とかしとくとなお良いですね

魚の傷付きやすさは↑の通りでして、その点ネットより素手の方が魚に優しいです。

しかし「魚を直接触ると火傷するって聞いたよ!?」という意見もあるんじゃないでしょうか?

実際それはあると思います。普通に考えると「そんな訳無いでしょ~」って思いますが、魚の体温が22℃くらいとして人間の平熱が36℃ぐらい。その差+14℃。人間からすると50℃のものに触れられるわけです。そりゃ熱いよね…という話。

実際ウミウシなどは人に触れられるとすぐに弱ってしまうと言いますし、金魚飼育されてる方は金魚を捕まえるときはしばらく手を水槽の中に入れて温度を下げてから捕まえたりしてると思います。

なので海水魚でも可能なら手の温度を下げてから魚を捕まえるといいでしょう。

ただ、捕まえてる時間はほんの数秒なので、「魚が火傷するから素手は絶対NG!」と過剰になる必要は無いんじゃないかな、と思います。

さて、素手の最大の難点が魚を捕まえられないことです…。

なので魚を捕まえる直前まではネットを使うのもいいでしょう。ネットの中に魚が入ればもう逃げられる可能性はだいぶ下がりますので。

そして最後救い上げる時だけ手で掬って移動してあげましょう!

有毒の魚や棘が鋭い魚は素手はNGです、人間が大怪我しますので…実はナンヨウハギも尾びれの根元に鋭い棘があるので注意してくださいね。

③ネット お勧め度★★☆☆☆

ネット

皆さんネットで魚を捕まえるんじゃないでしょうか?でも意外かもしれませんがネットは魚のことを考えるとあまりお勧めできないんですよね…

「魚を捕まえるためのアイテムとして売られているものなので何でダメなのか?」と思うでしょう。

でもお勧めできない理由は↑でも触れてきたように【魚体・粘膜を傷付けやすいから】です。

もちろんそのあたりを考えて網の目は細かく、布のような網で配慮はされてます。でも①プラケ②素手に比べると一番傷がつきやすいんですよね…

魚を捕まえるという点では狭い場所にも入り込みやすかったり水中で動かしやすかったりと便利ではあります。しかしネットは魚にはバレバレなので逃げられやすいという欠点もあります。。

なのでネットの使い道は『魚を追い込むためのアイテム』として活用するといいでしょう!

プラケに誘導・追い込むときに使ったり、素手で掬い上げる前の段階で使ったり…直接ネットで掬い上げなければ魚への負担を減らせます。

論外:釣り上げる

これは言わずもがな…魚傷つきまくりです笑 体表だけじゃなくて口の中まで傷付きますからね…

針で釣り上げるなんて話はNGです!

余談として、メンテナンス会社にいると2m超えで水深も深い水槽とかも担当することがあるんですよね…そうなるともうプラケでどうこうってレベルじゃなくなってきたりするんですよ…

そんな時に釣った方が早いんじゃないかな~と思ってしまうことがあります笑 もちろん実行したことはないですよ!

こういった規模の水槽は水を抜いて水位を極限まで減らしたり、上半身乗り出して半分水槽に入って魚と追いかけっこしたり…場合によっては水槽の中に入ってから確保したこともありますね。。

【まとめ】

魚を優しく捕まえるなら

  1. プラケース
  2. 素手
  3. ネット

の順に魚ファーストの捕まえ方になります!

この記事の著者

AQUASCAPE

首都圏でアクアリウムの大手メンテナンス会社に勤務し2000回以上のメンテナンスを経験。
アクアリウムの魅力を広げるため初心者向けのコンテンツからディープな話まで幅広く情報発信をしている。
個人宅の水槽からオフィス・クリニックの水槽まで、前職の経験に基づいたアドバイスを提供していきます。
1991年生まれ。

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