濾過装置を選ぼう

こんにちは、いつも閲覧ありがとうございます!
愛媛で水槽メンテナンスサービスをしております、AQUASCAPEです。
今回はまた水槽準備の話に戻りまして 濾過装置の選び方についてです。
まずはじめに、筆者としても「海水やるならオーバーフロー水槽(OF水槽)」を推してるんですが
今回はOF水槽については解説しません…
というのもコチラの記事は初心者が海水を始められるように書いてまして
OF水槽のようなお金のかかるタイプは一旦スルーして
比較的安価に水槽を始められるものに焦点を当てて解説していきたいと思います。
①上部濾過
これは見たことある方も多いんでしょうか。

こういう、水槽の上になんか乗ってるヤツですね。
水槽の水を吸い上げてボックス内の濾過材を通して濾過した水を落として戻します。
わりと濾過能力が高いと言われ、昔から存在してますね。
あと水槽周りにろ過装置を配置しないので比較的省スペースで使えるというのも利点。
②外掛け濾過

これが外掛け。
水槽に引っ掛けて使うタイプですね。
なので水槽外に出っ張ってしまうので
壁にピッタリ水槽置いてる人は後ろに掛けられなくなって横に引っ掛けたり…
とまぁ少しだけ設置スペースが広がるものの、
機材としては上部濾過より軽くて扱いやすいです。
「濾過が足りないかな?」という水槽にサブフィルターとして追加してもいいです!
③底面濾過
こちらは意外と全景を見た人は少なかったりして?

昔からよくあるタイプの濾過で、お店で使われてたりします。
上部濾過も外掛け濾過も無い、どこに濾過装置あるかな~と思ったら
パイプ部分だけ水槽に見えてて黒い底板部分は砂に埋まっております。
この底板部分に濾過材を入れられるタイプも見たことありますが
基本的には濾過材を入れるところがありません。
なので筆者はあまり使ったことが無いです…ゴメンナサイネ。
でも長年アクアリウムをやってるベテラン勢が底面濾過を評価してるのを聞きますね~
個人的には玄人向けな気がします。
④外部濾過
こちらはちょっと値段が上がりますが、こんなヤツ↓

有名メーカーのエーハイムさんの画像を拝借。
でもこれ見るだけではわかりにくいので、設置例がコチラ

こんな感じにホースで繋いで使います。
ちなみに、エーハイム外部フィルターの構造は特許をとってるらしいですね~
『下から水を呼び入れて上から出す』これが濾材にまんべんなく水を通せるということで効率的な構造になってるそうです!
なお、外部フィルターの形状は各メーカーによってさまざま。。
あとコチラ、モノによっては水槽の水を外部濾過に送るための水流ポンプが必要になることもあるので要確認。
以上、4つ紹介しました。
特に②外掛けフィルターと③底面濾過は安価ですね~~
<特にオススメの濾過装置は?>
そして海水水槽に置いてオススメな機材はコチラです!

コチラ、水槽用クーラーで有名なゼンスイさんが出している
外掛けプロテインスキマーの『QQ1』です!!
外掛けフィルターでありながらプロテインスキマーの機能も備える優れものです、
値段は張るけどコレはぜひ買ってください!
待て待て、プロテインスキマーって何よ!?

ってなると思います…ここ大事なんで説明しますね、
【プロテインスキマー】ってのは【泡のチカラで汚れをたくさん取ってくれる装置】です。
なぜ泡で汚れが取れるのかってのを説明するとなると難しいんですが…
『プロテイン=タンパク質』『スキマー=掬う』ってことで
プロテインスキマーはタンパク質を掬い取りますってことなんですが
泡にはタンパク質が付着しやすい性質があるみたいなんですよ。(泡のマイナス電荷がウンタラカンタラ…って理屈で。)
そして生き物の排泄物にはタンパク質があるので泡にくっついて除去できる
こんな感じの理解で大丈夫です…とにかく汚れよく取れる!ってことです笑
海水水槽ではこのプロテインスキマーがかなり重要になってくるんですね。
このスキマー、大型のものが多くOF水槽でないと難しかったのが昔の話。。
でもこのQQ1は小型水槽でもプロテインスキマーを設置できるようにしたんですね!
なお、QQ1以外にも外掛けの小型スキマーはいくつか存在します。
これらがあれば↑の①~④のタイプの水槽でも海水水槽がだいぶラクになるんです!!
なので、濾過装置ではプロテインスキマーを設置できるタイプがオススメです。
主としては外掛けフィルター型プロテインスキマーのQQ1がイチオシです、30cmのキューブ水槽にこれでも十分飼育できましたので!

