底面フィルター

こんにちは、いつも閲覧ありがとうございます!
愛媛で水槽メンテナンスサービスをしております、AQUASCAPEです。
今回は底面濾過フィルターについて触れようと思います。
と言ってはみましたが、筆者はほとんど底面フィルターを使ったことがないもので…汗
個人的に思うメリット/デメリットだったりお聞きした話についての内容になります!
底面フィルターはこちら↓

まずはメリット部分を。
≪目立たない≫
大部分が砂に埋まってるんで目立ちにくいです。
ポンプ部分もだいたいレイアウト物で隠せるので景観の邪魔をしにくいですね。
ボトルアクアリウムだと構造上この底面フィルターが採用されやすいですね。
≪砂の通水性≫
理論的に底砂を通した水を底面フィルターを通して
また上に吸い上げるという構造なので
砂の通水性がいいと言われてます。砂の間にもしっかり水が通るということですね。
「通水性がいいと何がいいの?」って話ですが
- バクテリア(好気性の硝化バクテリア)が増えやすい
- 淀みにくくなる
- 硫化水素の予防
といった感じですね。
・バクテリア(好気性細菌≒硝化バクテリア)が増えやすい
→ちょっと難しげな言葉を使いましたが、要は『水をキレイにするバクテリアが増えやすい』そのぐらいの認識でOKです。
この手のバクテリアはだいたい酸素を多く使う種が多いので
しっかり水が通って酸素を運んできてくれると活性化しやすいです。
・淀みにくくなる
→淀むと何が起こるかというと、シアノバクテリアといったような景観上非常によくないコケが生えてきたり、病気の温床になりやすいです。
・硫化水素の予防
→硫化水素(H₂S)は水槽では酸素が無い場所で発生します。
字面からなんとなくわかるかもしれませんが、有毒です、魚死にます…
下水管関係の事故のニュースで硫化水素ってワードを聞いた方もいるかもしれません、
そういった場所で発生する腐卵臭がするヤバいヤツです…
魚のエラから溶け込んで呼吸器に障害が出ます(硫化水素中毒)
砂が黒くなって泡も発生してたりすればコレと思っといていただければ。
砂掃除してたら底の方の砂が黒くなってて泡が出てきたら
通水性を改善しないといけないですね。
(酸素どうこうではなく砂の中で魚が亡くなってて局所的に水が腐って硫化水素の状態になることもあります)
そしてこちらはデメリットについて。
≪濾材を入れる場所無い≫
はい、入れるとこはほとんど無いです。入れられるようなタイプも見たことはありますが。底面フィルターは濾材より底砂を濾過材代わりとしていい環境を作るものってイメージなんで
濾材ではなく全体のバクテリア環境を意識して水槽を作るようになりますかね。
ちなみに底面フィルターの排水を外掛けフィルターや外部フィルターにそのまま送れるよう連結させて濾過システムを作るパターンもあります。
これで濾材入れられないデメリットをカバーできるわけですね。
≪掃除・交換がしにくい≫
といっても底面の部分を掃除はすることってほとんど無いですが…
埋まっているので交換するとなると砂を思いっっきり動かすことになります。。。
面倒だし、バクテリアだったり微生物のバランスのこと考えると交換は避けたいところなので
交換はオススメしませんね。。
まぁ底板部分を交換するタイミングってほぼ無いかと笑
よほどのことがないと壊れないので。
交換するとしたらポンプ部分だし、そちらは基本砂から出てるんで交換はしやすいですし。
【まとめると…】
メリット
- 目立たない
- 通水性が高い
デメリット
- 濾材を入れる場所が無い
- 掃除・交換がしにくい
ざっとこんな感じでしょうか。
…筆者があまり使ってないので役立ち情報が無いような気がして…すみませんね。。
底面フィルターは通水性いいと聞きますけど
そのあたりも正直「ホントかなぁ~??」ってとこがありまして…笑
ただショップではよく使われてますね、水槽がズラーッと並んでる通称『マンション水槽』ではスペース的に底面が重宝されてますし、
長年やってるベテランさんが底面を重宝してるパターンも見聞きしました。
そういった方々はおそらく砂の中や水槽全体のバクテリアのバランスを感覚的に掴めるから底面フィルターが理にかなっているのかな?と思ってます。
そんなフワッとした情報回になってしまいましたが、今回はこのへんで。。

