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飼育しやすいチョウチョウウオ

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こんにちは、いつも閲覧ありがとうございます!

愛媛・高知で水槽メンテナンスサービスをしているAQUASCAPEです。

海水魚水槽にいると一気に雰囲気がでる『チョウチョウウオ』の仲間。

でも餌付けが難しかったり、サンゴを食べちゃうので一緒に飼えなかったりと手を出しにくいのが実情。。。

そんなチョウチョウウオですが、食性によって飼いやすさはだいぶ変わります

どうしてもチョウチョウウオである以上どの種類でもサンゴを食べる危険性はありますが、

しっかり人工エサに餌付かせればそれも回避しやすくなります。

何より餌付けができれば飼育難易度もグッと下がります。

そこで食性別にチョウチョウウオを一覧にしてみました。

食性によって餌付けがしやすい種がどうか判断しやすくなります。

そして食性は口吻(=口の形)でもある程度判断できますので覚えておきましょう!

ポリプ食性のチョウチョウウオ

この仲間はサンゴしか食べないってレベルのポリプ食性なので餌付けが難しく、飼育が難しいです。

手を出さない方がいいタイプ。

サンゴの表面のポリプを突っついて食事をするので口吻=口の形はあまり尖ってないです。

  • スミツキトノサマダイ
  • トノサマダイ
  • ミスジチョウチョウウオ
  • ウミヅキチョウチョウウオ
  • ミカドチョウチョウウオ
  • オウギチョウチョウウオ
  • ヤリカタギ
  • ハクテンカタギ
  • オレンジフェイスバタフライ
トノサマダイ
シコロサンゴを突っつくトノサマダイ(撮影地:愛媛県愛南町須ノ川海岸)
スミツキトノサマダイ
水色のワンポイントが美しいスミツキトノサマダイ(撮影:高知県大月町柏島)
ミスジチョウチョウウオ
サンゴ礁周辺を泳ぐミスジチョウチョウウオ(撮影地:高知県大月町柏島)

雑食性のチョウチョウウオ

コチラはサンゴのポリプだけでなく甲殻類や海藻など様々なものを食べる雑食性なので比較的餌付けがしやすい種類です。

サンゴの隙間に隠れる甲殻類や岩の間の海藻などを食べるため口吻=口の形が尖っていることが多いです。

  • トゲチョウチョウウオ
  • アケボノチョウチョウウオ
  • フウライチョウチョウウオ
  • チョウハン
  • チョウチョウウオ
  • セグロチョウチョウウオ
  • スダレチョウチョウウオ
  • ミゾレチョウチョウウオ
  • アミチョウチョウウオ
  • レモンチョウチョウウオ
  • イッテンチョウチョウウオ
  • カガミチョウチョウウオ
  • アミメチョウチョウウオ
  • フエヤッコダイ
  • コクテンカタギ
  • ユウゼン
  • インディアンバタフライ
  • ゴールデンバタフライ

※ポリプ食のヤリカタギやハクテンカタギと名前が似ているコクテンカタギですが、こっちは雑食性。ややこしい…

トゲチョウチョウウオ
アクアリウムにおいてもチョウチョウウオの代表種のトゲチョウチョウウオ(撮影地:高知県大月町柏島)
フエヤッコダイ
長い口が特徴のフエヤッコダイ。サンゴを食べにくいと言われる(撮影地:高知県大月町柏島)

プランクトン食性のチョウチョウウオ

種類は少ないですが主に海中に漂っている動物性プランクトンを食べる種類。

そのためサンゴを食害する可能性は低いと言われます。

そしてプランクトン食性は人工エサにも餌付けがしやすいです。

口吻=口の形は少し尖ってる感じ、ポリプ食と雑食の間ぐらいの印象。

  • カスミチョウチョウウオ
  • トンプソンバタフライ

【まとめ】

  • チョウチョウウオは『ポリプ食』『雑食』『プランクトン食』の食性がある
  • ポリプ食性は難しい、プランクトン食性は簡単

お気に入りのチョウチョウウオを見つけたときは購入する前に食性を調べてみましょう!

餌付けが難しい種類かどうか、自分に飼育できるかどうか判断しやすくなると思います!

この記事の著者

AQUASCAPE

首都圏でアクアリウムの大手メンテナンス会社に勤めたのち独立。
アクアリウムの魅力を広げるため初心者向けのコンテンツからディープな話まで幅広く情報発信をしている。
個人宅の水槽からオフィス・クリニックの水槽まで、前職の経験に基づいたアドバイスを提供していきます。
1991年生まれ。

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