危険な毒:オニヒトデ(オニヒトデ粗毒)~サンゴとダイバーの敵~

サンゴの白化の要因のヒトデ、ご存知でしょうか?
今回はサンゴの敵であり危険生物でもある『オニヒトデ』についての解説。サンゴウォッチングでシュノーケリングやダイビングをする方は気をつけないといけない生き物です。
”君子危うきに近寄らず”ということでこの毒について知り、安全なマリンアクアライフを楽しみましょう!
オニヒトデ粗毒
オニヒトデの毒成分は『オニヒトデ粗毒』と呼ばれ、オニヒトデ専用の名前が付いています。とはいえ、毒成分はいくつかの毒素が混ざった複合毒と言えるもの。
その成分の中にはプランシトキシンという成分が含まれていて、これはタンパク質毒。なので刺されたときは熱湯に漬せばある程度痛みを和らげることができるでしょう。
加えてオニヒトデはヒトデ類が保有するサポニンも保有しています。

オニヒトデの生体
サンゴを食害しサンゴ礁の白化を進めるということで各地で問題視されているオニヒトデ。
ヒトデなので再生能力が高く、一回の産卵で1000万個近く卵を産むので大量発生が悩みの種。さらには全身毒のトゲで覆われているのでうかつに触れないというのも困ったところ。
マリンアクアでオニヒトデが発生したというのは聞いたことがありませんが、サンゴ飼育をしている人からすると嫌われる存在です…
天敵はホラガイ
全身棘まみれのオニヒトデはホラガイが天敵。なぜかホラガイはオニヒトデの毒棘が効きません。しかしだからといってホラガイを大量に連れてくれば解決する問題でもないのが難しいところです…ホラガイもバクバク進んでオニヒトデを食べるってわけでも無いらしいので…
有効活用の道を模索されているオニヒトデ
そんなオニヒトデですが、有効活用できるかもしれない研究もされているようです。
オニヒトデも保有するサポニンがカラス除けに効果がありそう、という発見がされたようです。
なので駆除されたオニヒトデを粉末にしてカラス除けに出来るかもしれない、という開発がされているようです。毒にも薬にもならぬ…と思っていたが、少しは薬になるかもしれません…
【まとめ】
- オニヒトデはオニヒトデ粗毒という毒を持っている
- タンパク質毒が主体なので刺されたら熱湯につけよう
