どうして水槽で生き物が飼えるの?

こんにちは、閲覧ありがとうございます。
AQUASCAPEです。
これまで水槽のこと言ってきましたけど、
「そもそもどんな仕組みで魚が飼えるの?」って感じる方もいるんじゃないかと。
なのでこのあたりちょっと触れようと思います!
細かい仕組みや濾過システムがどうこうって話はややこしくなるので、またの機会に…
ざっくり、水槽で魚を飼うための初歩の部分を話させていただきます!
水槽のポイント①~濾過
一番に話すべきなのは「濾過」についてでしょうか。
ただこちら、かなり奥が深いので…ここではあんまり詳しく話しません。
ざっくり・簡単に・わかりやすーく言うと
【水をキレイにします】
これです。
…そりゃそーでしょ、ってなると思いますが汗 そーなんです。
もうちょっと踏み込むと、汚れた水を生き物が住めるレベルまでキレイにしてます。
自然の海や川は常にキレイな水が入れ替わっているので気にならないのですが
水槽では限られた水を循環させて常に再利用して使ってるんですね。
海や川の水と比べるとホントにごく僅かな水を濾過して再利用してるんです。
そんで、わかりやすく“キレイ”って言葉使ってますが、このキレイって
「透明度が~」とかいう話ではないです。
【濾過=有害物質を分解する】
キレイにするというのはコレです。
“アンモニア”と言えばだいたいの人はわかりやすいと思うんですが、
聞けばわかる悪い物質です、、、
これはだいたいの生き物の排泄物から発生してしまいます。
濾過ってのはこのアンモニアを分解して無害なものに変えていこうって役割です。
このアンモニア、少し詳しく言うと『除去』ではなく『分解』です。
取り除いてるわけではないんだけど、形が変わるんでアンモニアでは無くなります。
「ちょっと何言ってるかわからない…」となるかもしれないけど、もう少しお付き合いを…汗
わかりやすく除去してるって言えばいい話と思うでしょうけど、そうじゃないとこにこだわるのは
【いずれ水換えの必要性がある】
ってとこに繋がるからです。
アンモニアが除去されてるのであれば、極論「水換えしなくてもいいじゃん!」ってなりそうですよね。
でも違うんです。
分解して無害化してるんですが、限界があるんです。
濾過は完全には無害にはならず、大量にあると有害なものに変化させてるんです。
比較的無害だよってこと。
その比較的無害な物質が溜まりに溜まって悪影響出ちゃうから水換えは必要なんですね。
濾過は水換えの頻度を極力減らすサポートをしてるんです。
はい、長らくお付き合いありがとうございました…
改めて簡単にまとめると【濾過=水をキレイにする】【けど水換えも必要だよ】って感じ。
とりあえずはじめはそんな認識で大丈夫。
水槽のポイント②~酸素供給
あとは濾過以外の話をするなら、『酸素』ですかね。
魚たちも人間同様、酸素を使って生きてます。
なので酸素は足してあげましょう。
これは知ってる方もいるでしょうけど、「ブクブク」とかよく言われるエアーポンプで泡出してるやつです。
どうやって酸素が足されてるかってところは今回は割愛しますが、これやってればとりあえず大丈夫です!

↑こーんな感じに泡出しとけばとりあえず酸素は大丈夫です♪
ちなみに人は肺、魚はエラで呼吸しますが
クラゲやイソギンチャクなど、肺もエラも持ってない生き物もたくさんいます。
でもこの子たちも酸素は必要です。
どうやって呼吸してるかというと『皮膚呼吸』と言われてます。
細胞が直接酸素取り込んでるような感じです。生き物って不思議です。
生命に必須と思える酸素だけど、細菌類だと酸素を必要としない生命体もあるので、さらに不思議な世界です。
水槽のポイント③~温度
最後に温度ですね。比較的暑さ寒さに強い金魚やメダカは気にしたことがないかもしれませんが
やっぱり魚も暑いとバテるし寒いと凍えます…寒いのは平気とかじゃなくて冬眠してるから春になったらケロっと泳ぎ始めたりしますが…
特に日本の夏は水槽やるには暑すぎる…
また後々の記事でも書くんですが、水槽用のクーラーってのあります。
でも水槽用クーラーだけでは乗り切れないことの方が多いです、ホントに。。
メンテナンス業者に勤めてた時に山ほどあったのは
「水槽用クーラー付けてるから暑さは大丈夫!」って思っちゃう方が大半です…
東京のマンションやオフィスに水槽置いてて旅行中やお休みの日にエアコン切っちゃうんですけど
夏の酷暑の締め切った部屋では40℃越えも当たり前で
そうすると水槽用クーラーなんてほぼ無意味です…
このあたりはまた別の回で詳しく話しますね。
それと寒さに関してはホームセンターとかにも水槽用ヒーターあります!
これ わりと必須なんで、ケチらず買ってあげてください。。
これだけで助かる命がたくさんありますので…
そんなこんなで水槽で生き物を飼える理由、大きく3つ
- 濾過
- 酸素
- 温度
この3点が生命維持のポイントになってますので、覚えておいてくださいね!!

