外部フィルター
こんにちは、いつも閲覧ありがとうございます!
愛媛で水槽メンテナンスサービスをしております、AQUASCAPEです。
今回は外部フィルターについて触れていこうと思います!

外部フィルター…名前からだとちょっと想像しにくいですが
先に設置例を見てみましょう。
フィルターにホースを繋いで水槽台の中だったり近くだったりに置いて使います。

こんな感じ。これはエーハイムさんの外部フィルターの設置例ですね。
※たまーにフィルターに水を送るために水中ポンプが必要ってヤツも見たことがあるんで、
その場合は別途で水中ポンプが必要です。どこのメーカーだったんだろう…ワカラナイ
最近の製品はそんなの見ないので大丈夫と思いますが…
今までの上部・外掛け・底面フィルターたちと違って
水槽と接することなく外置きされる感じ。だから外部フィルターなのかな?
ホースとかタップとか必要になるので身の回り品も必要な、手間がかかるヤツですが
外部フィルターは濾過能力も高かったり
なんだかんだ使いやすかったりで多くの方が愛用されてるんじゃないでしょうか?
今まで紹介したものと比べて値段は張りますが、
海水水槽でも水草水槽でも重宝される万能型ですので
アクアリストはぜひ1つ持っといても損はないかもしれません!!
外部フィルターのメリットをあげると
≪濾過能力が高い≫
今まで挙げた濾過装置よりか濾過能力が高い、間違いないかと思います!
もちろんサイズにもよりますが、だいたい濾材をたくさん入れられるので濾過能力は高いです。
上部濾過と比べても外部フィルターに軍配が上がるんじゃないかな?主観ですが笑
≪濾過の動線が合理的≫
濾過の動線、つまり水の流れですね。
外部フィルターは水がまんべんなく濾材を通過するので
そこも濾過能力UPに貢献してます。
そのため、後で挙げる吸着剤を使用するのにも役立ちます!
↑で紹介しているエーハイムさんの外部フィルターは
『下から水を入れて上から送り出すことで水が濾材をまんべんなく通過する構造』特許を取ってるようで、濾過効率が高いですね!
≪設置場所の自由度≫
今までの濾過と違いホースで接続して設置するため
極端な話水槽からすごく離れた場所に置いたり
見えない場所に隠して設置することも可能です。
ただ ホースを伸ばしすぎると水流が弱くなって濾過能力も落ちるし水の流れも悪くなるのでお気を付けを。
≪一部のメーカーでは水中でも使える≫
例えば↑の写真で使わせていただいてるエーハイムさんの外部フィルターですが
コチラは水陸両用になってて、本体を水中に沈めても使用できるんです‼
「スゴイは凄いけど、何の意味があるの??」って思うかもなんですが、これは
【吸着剤用の装置】として使えるんです!
吸着剤ってのは水をしっかり通さないと効果を発揮できないんですが、
外部フィルターに吸着剤を入れても無駄なく水を通せます。
吸着剤用の装置としては『メディアリアクター』ってものがあるんですが、
そちらより外部フィルターの方がお安く済むと思いますよ!
見た目を重視&真に効率を求めるならメディアリアクターですが……
まだオーバーフロー水槽を解説してないですが、コチラの濾過槽の中に本体をドボンして
吸着剤を回すって方法も可能です。
エーハイムさん以外にも水中でも使える外部フィルターあるでしょうけど、使用感はやはりエーハイムさすがです。
そして外部フィルターのデメリットを挙げるとすると
≪お値段高め≫
他の濾過装置と比べるとお値段高めです…上部濾過よりもちょっと高いかな?
でもサイズを小さくすればその分値段も下がりますので
小型水槽に使う外部フィルターであればそんなに予算オーバーはしないかもしれません。
≪設置にいくつかアイテムが必要≫
これもお値段に影響しちゃう部分なんですが
外部フィルターだけ買ってきてもセッティングできないことが多いです…
(付属品がすべてセットになって売ってることもあります)
まずホースは必ず必要です。
あとは出来れば水の入り口と出口に『ダブルタップ』を付けることを強く推奨します。

またまたエーハイムさんの商品画像借りました、、
これがダブルタップってヤツです。
似たようなヤツで『シングルタップ』ってあるけど
シングルタップじゃダメですよ!ダブルタップがいいです!!
なぜこれがいいかというと、掃除などで機材を外すとき
このタップが無かったら全部取り出さないといけなくなります…
どうやって使うかというと、

ダブルタップ↑
これ、接続してるヤツです。ちょっと見えにくいですが…
この状態で「フィルターの掃除しよ~」ってなったら
2箇所あるタップを閉じて真ん中のネジ部分を外せば水を止めたままホースを分離することができます!
もしこの位置にダブルタップが無かったら、どうなるか?
いったんフィルターの配管もクーラーの配管も全部外してから取り出さないと
水が逆流してきちゃうんですね…
「フィルター掃除はたまにしかやらないから、そのためにこんなん買わなくても…」
と思うかもしれません。。
でもそう思っちゃうアナタ、おそらくいざ掃除のタイミングが来たら
ダブルタップを付けてなかったことを強く後悔するでしょう…
ヘタしたらダブルタップが無いことの面倒くささに辟易して
掃除を諦めてしまうんではないでしょうか…?
まぁ騙されたと思って最初はダブルタップ付けてみてください。
きっと買って良かったと思いますから…!!
≪掃除が面倒≫
これ全部面倒ですけどね…笑
上部濾過もけっこう面倒ですし…
ただ外掛けフィルターと比べたらかなり面倒に感じるでしょう。
ダブルタップが無いならなおさらです…
≪壊れやすい部品が…≫
外部フィルターに限った話じゃないんですけどね…
よく壊れやすい部品ってのがありまして。。

これ、フィルターの中にある水を送るプロペラ、『インペラ』って部分なんです。
で、この白い棒。
これがプロペラの中に通してあるんですよ。
この白い棒、『セラミックシャフト』とか言うんですが。
これがとにかく壊れやすいんですよ…!!すっっっごく壊れやすいです…
前職で働いてるときに何度も折りました…
掃除中に折れちゃうこともあるし、稼働中に折れちゃうこともたまにあります。
これが折れるとインペラ回らなくなって止まったり
動くけどものすごくうるさくなったりします…
掃除するときは気をつけましょうね~~
【まとめると…】
メリット
- 濾過能力が高い
- 濾過の動線が効率的
- 設置の自由度が高い
- 水中で使えるものもある
デメリット
- 外掛け、底面とかに比べると高い
- 付属品がいくつか必要
- 掃除が面倒
- 壊れやすい部品がある…
という感じで、以上が外部フィルターについてでした!!

