【トラブル事例2】故障?!冷えないクーラー…
過去に遭遇した事例からトラブル対処を学ぶ、その2。

「クーラーの表示温度が下がらない!」
「クーラーがずっと稼働してて…うるさいので見てみると表示温度が30℃超えててずっと下がらないんです…」というトラブル対応の事例が。
伺ってみると確かに表示温度が高く34℃とか。魚も弱ってるし、実際水温も高いのでセンサー異常というわけではない。
そしてその時に言われたのが「このクーラー、今年買ったばかりなんですけど…もう壊れたんですか?!」という言葉。
…正直1年目でも壊れることはあるんです…特にメンテナンス会社が設置するのは美観を考慮して水槽台の中にクーラーを入れることが多いので、なお壊れやすいという事情はあるんですが…
それにしても早すぎる…。別の水温系で測ってみると水温に差異は無く、センサーは無事。表示にエラーも出てない。
やはり冷却部分が壊れてしまったのか?
壊れたのはクーラーじゃなくて”送水ポンプ”
クーラーをくまなく見てもわからない…それもそのはず、壊れたのはクーラーじゃなくて
クーラーに水を送る”水流ポンプ”の方でした。
クーラーの排水から全く水が出てなかったことで発覚。分解してみるとインペラが動かなくなってました。これがシャフト折れやインペラの羽折れだと物凄くうるさくなるので気づきやすいんですがね…
↑の画像のようなコンプレッサー式のクーラーは水を送るポンプが別に必要でして、そちらが壊れると水が流れないのでクーラーが機能しません。
換えのポンプに交換したところ解決しました!
トラブルを予防するには?
①予備のポンプを持っておくとすぐに対処できる
温度トラブルは全滅危機になるので、予備のポンプがあれば迅速に対処ができますね。
またクーラー排水のホースが水中にあると気付きにくいですが、水面に出しておくと水が止まってることにすぐ気付けます。ちょっとうるさくなりますが…
②メインポンプから分岐してクーラーへ送水
OF水槽ならメインポンプの配管を分岐させてクーラーへ送水する方法も取れます。
サブポンプの故障は気づきにくいですが、メインポンプの故障は流石にすぐ気付けます。
ただメインポンプのパワーが強くないと循環量が保てないので気を付けましょう。
クーラーの構造理解とサブポンプのチェックも怠らないように!
この事例は「クーラーがサブポンプの送水で機能していること」「クーラーの排水が止まっていること」を理解していればすぐに気づけます。
クーラーが稼働する仕組みを理解しておけば、そこから送水ポンプの故障にも気付けるでしょう!

