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特定外来生物法~アクアリストはゼッタイ守って!

#水槽メンテナンス業者#水槽飼育#法律関係

特定外来生物…アクアリストでなくても多くの方がご存知なんじゃないでしょうか?

海外から入ってきて生態系を荒らしてしまう存在…そんな感じで認識してると思います。

身近な生き物の中にも該当するものが多いこの特定外来生物について知っておきましょう!

特定外来生物法とは?

特定外来生物による生態系や農林水産業への被害を防止し、生物の多様性や農林水産業を守るための法律。

アクアリスト的には川や池の生態系を乱す存在に対しての意識が強いですが、農林水産業に関わる部分のウエイトも大きい、大事な法律ですね。

特定外来生物って?

海外起源の外来種の中でも、特に生態系や農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるたち。指定された生物は、輸入、放出、飼養等、譲渡し等の禁止といった厳しい規制がかかるようになります。

そして特定外来生物は成体・幼体だけでなく卵や器官の一部も該当します。植物で言えば種だってNGなわけです。

例えばニュージーランドは入国する際に靴に着いたごく僅かな砂でさえも入れさせません。日本国内でも植木鉢とか土が使われてる製品は空港でシャットアウトされてたような覚えがありますが、これは土の中に混ざってる植物の種でさえ入れないようにするための対策なんですね。

特定外来生物はどんな種類がある?

特定外来生物の中にもいくつか種類がありまして。

要緊急対処特定外来生物

繁殖されると非常に深刻な被害が出る種類に対して指定されます。

皆さん記憶に新しいのは”ヒアリ”じゃないでしょうか?これが要緊急対処特定外来生物ですね。嚙まれると病院行きの可能性もある危険な生物として世間をざわつかせました。

条件付特定外来生物

こちらは特定外来生物法で禁止されている行為のうち、一部を条件付きで適用外にする種類。アクアリストが関心を持つのはこの種類かな?有名な”アメリカザリガニ”や”アカミミガメ”がコレです。

※未判定外来生物

こちらは特定外来生物ではないのですが…外来種だけど生態系への影響がまだわからない種類がこれに指定されてます。輸入する時は届け出が必要みたいですね。

特定外来生物の一例

特定外来生物は現時点でも160種以上あるみたいですが、その中でも有名なものをいくつか見てみましょう!

アメリカザリガニ

アメリカザリガニ

こちらが有名な…条件付特定外来生物になったアメリカザリガニです。

その強靭な生命力と繁殖力で生態系に多大な影響を出す…けどザリガニ釣りやペットショップなどで普及し過ぎた影響か、すでに完全除去が不可能だからか、条件付きという特別な立ち位置の措置になりました。

この条件付特定外来生物で注意することは

OK!→捕獲、飼育、無償譲渡

NG‼→放流、販売、輸入

となっています!飼ってもいいけど絶対に野に放ったり、売ってもダメよ、ということ。違反すると厳罰になるので注意です…うっかり逃げられたとかも罰せられる可能性があるんで注意‼

カダヤシ

カダヤシ

これは特に注意したほうがいいやつでして。パッと見メダカです。。

川で捕ってきたメダカが実はカダヤシで罰則対象に…という事例になってしまう可能性があります。。

そんなことにならないように見分け方をわかりやすく写真で解説してくれてたのが大阪府立環境農林水産総合研究所さん。画像でリンクに飛んでもらうと詳しく書いてくれてますが、ヒレの形でけっこう判別ができます!

カダヤシとメダカの見分け方2

元々は蚊の幼虫を食べつくしてもらって蚊の対策で台湾から入ってきたんですが、これのせいでメダカが存続危機になってしまったわけです。

”蚊”を”絶やす”ってことで『カダヤシ』ですね。

ガー科魚類全種

アリゲーターガー

これも有名な種類。アリゲーターガーが成長して飼いきれなくなって近所の池に放流されて…という話は全国各地でありますね。

ガー科は全部特定外来生物に指定されてるようです。このような大型魚を飼う人はホントに最後まで面倒見る覚悟が必要です。

放流した人たちの中にも最初は最後まで飼うつもりだったが、仕事のトラブルなど経済状況が悪化して飼育しきれなくなって…みたいな事情もあるんでしょう。。

でも放流は絶対ダメですね。そうなる前に近所のアクアショップなどに相談してみましょう。

国内外来種って?

これは日本国外から来たものじゃなくて、国内で本来いない場所に移動して繁殖してしまった事例。

昆虫なら北海道のカブトムシが有名。カブトムシは本来北海道にいなかったんですね。

そしてアクアリストで言えば『ミナミヌマエビ』が国内外来種と言われてます。ミナミヌマエビは西日本にしかいなかったんですが、今では東日本にもいるということで国内外来種と言われてます。

「国内の移動なら問題ないんじゃない?」って思いがちですが、国境って人間が決めたものですからね…もしかすると元々台湾と沖縄に生息してた生き物が、国が出来た瞬間に外来種認定になることだってあり得ますし…要は本来の生態系に影響を与えてるかどうかが重要ですので。

そしてこの野生のミナミヌマエビも、調べてみたらミナミヌマエビとは別種という事例も多くなってるようです。たしかシナヌマエビという中国原産のエビがミナミヌマエビと成り代わってるとか…

なので国内に生息する生き物だからといってむやみに放流するのも止めておきましょうね~

【まとめ】

  • 特定外来生物法…特定外来生物から生態系を守る法律
  • 特定外来生物は絶対放流しない!売買も禁止!
  • 水槽で飼育する生き物も特定外来生物じゃないかチェックしよう

アクアリストとしては、水槽で飼った魚は特定外来生物かどうかに関わらず放流しないことがマナーですね!

この記事の著者

AQUASCAPE

首都圏でアクアリウムの大手メンテナンス会社に勤務し2000回以上のメンテナンスを経験。
アクアリウムの魅力を広げるため初心者向けのコンテンツからディープな話まで幅広く情報発信をしている。
個人宅の水槽からオフィス・クリニックの水槽まで、前職の経験に基づいたアドバイスを提供していきます。
1991年生まれ。

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