【水草回】水草水槽のトラブル対応集 | AQUASCAPE

BLOG & INFO

上達指南

【水草回】水草水槽のトラブル対応集

#インテリア水槽#水槽メンテナンス業者#水槽飼育#水草水槽

たまには水草水槽の話も。海水の例に漏れず水草水槽でも様々なトラブルが発生します。

トラブル事例とその対処法について触れていきましょう。

アオコ

アオコ(グリーンウォーター)

”グリーンウォーター”とも言われますが、水槽の水が全部緑色になる現象です。

これは植物プランクトンの大繫殖が原因のようです。

それと水槽の水が緑じゃなくて”白濁り”することもありますが、実はこれもアオコのパターンがあります。緑だけじゃないんですよね。

そしてアオコ、放置しとくとドブのような悪臭がしてきます…水を全換水しても再発してどうすればいいのかわからなくなった経験もあるんじゃないでしょうか?

対策①殺菌灯

ターボツイスト

殺菌灯を付けとくとアオコが死にます。けっこう劇的な効果が出ますので、一時的でもいいのでフィルターの間に付けとくと効きますよ!

対策②ニューモンテ

ニューモンテ

いわゆる除藻剤。魚病薬でおなじみの日本動物薬品さんから販売されているやつです。

これも劇的に効きますので、アオコは一発で解決されます!

ただし水草も弱るので、水草水槽では使わない方がいいですね…あるいは規定量から大幅に減らして入れるか…自己責任になりますが汗

それとエビにもNGなのでお気を付けて。

ちなみに、ニューモンテは池用の緑色のパッケージのものもあるので間違わないように!水槽に緑色のヤツは効きすぎます…

対策③遮光

植物プランクトンなので数日遮光して光ゼロにすると治まります。ただ水草も光合成できないので諸刃の剣です…↑の①か②の方がオススメですね。

白濁り(富栄養化)

次は水槽の水が白濁りするパターン。

↑で話したようにアオコでも白濁りはありますが、コチラは【富栄養化】が原因のパターン。

白濁りする理由は、濾過不足や有機物過剰など。

バクテリアが少ないうちは濾過が追い付かず水槽内の有機物が過剰になって微生物大量発生からの白濁り。

あるいはバクテリアが大量に死んで、その死骸が白濁りとなって表れるパターン。←これは酸欠とかで起こりやすいパターン

そして白濁りがよく起きる事例が、栄養系ソイルで水槽を立ち上げてすぐのパターン。

ソイルからアンモニア態窒素とか過剰な栄養が溶け出たりして富栄養化する事例が多いと思います。

対策①栄養系ソイルじゃなくて吸着系ソイルを使う

栄養系ソイルで富栄養化するなら違うソイルを使えばいい、ということ。ただ飼育が簡単なのは栄養系ソイルですよね~…

個人の水槽で栄養系ソイルを使うのは特に問題無いんですよ、始めは頻繁に水換えするのがセオリーなので。

ただメンテナンス業者が栄養系ソイルを使うと毎日水換えは基本しないから白濁りに逢いやすいんです…

対策②栄養抜きした栄養系ソイルを使う

富栄養化するなら予め栄養をいくらか抜いとけばいい、という話。

メンテナンス業者が立ち上げで栄養系使うならこれが現実的です。

予めソイルを1~2週間空回ししとくとか、吸収効率高い水草に栄養を吸わせる方法ですね。

対策③濾過強化

ソイルを使ってなくて白濁りなら濾過不足が主要因と思われます。その場合は濾材を増やすとかバクテリア剤を使用など、濾過能力を強化するのが有効でしょう。

黒髭ゴケ

黒髭ゴケ

関東で水草水槽やってるとかなりの確率でコイツが出ました。一方それ以外の地域ではあまり見たことない方もいるのでは…?

黒髭ゴケの原因はミネラル(マグネシウム・カルシウム)過剰。関東の水道水はミネラルが高い硬水なので、メチャクチャ黒髭ゴケに悩まされました。

コイツはブラシで擦るなんてもんでは全然取れないんですよね…

対策①浄水器を通した水を使う

カチオンフィルター
↑これは浄水器。カチオンフィルターをこの中に入れて使う

水道水が硬水の地域は浄水器(カチオンフィルターとか)を通した水を使うのが一番です。

対策②生体兵器~シルバーフォックス・サイアミーズなど

シルバーフォックス
↑これはシルバーフォックス

いちおう黒髭ゴケを食べると言われる生体はいます。シルバーフォックスやサイアミーズフライングフォックスですね。

サイアミーズよりはシルバーフォックスの方が食べてくれやすいと思います、経験上。

ただ…それでも食べてくれるのは稀かな…よほど美味しくないんでしょう笑 見るからにまずそうですからね…

対策③木酢液

黒髭ゴケに木酢液を付けてやるとコケが死んで白くなります。その状態にするとヤマトヌマエビとかも食べてくれるそうです。

ただ木酢液はメチャクチャ臭いですので、絶対に室内で使うのは止めましょう笑

玄関でやってもご近所さんからクレームくるかも…ってくらいには臭いです…

アオミドロ

アオミドロ
↑自然界でも目にする、トロロ藻状のイヤなヤツ…

緑の糸状で大発生するアオミドロ。一度出始めるとすぐアオミドロだらけになります。

繁殖力がメチャクチャ高くて厄介な存在ですね。

対策①遮光&エビ大量

正直これが一番手っ取り早く実績ある方法でした。

布で水槽全部覆って遮光して、そこにヤマトヌマエビを入れられるだけ入れる。

それで3日ほどするとほぼ消えます。ヤマトヌマエビはけっこう大量に入れないといけないですがね。。

水草も弱るので遮光の期間は様子見ながらですね。

あとその間はエアレーションしとくといいです。水草も呼吸するので、遮光しっぱなしでエアレーション無しだとみんな酸欠になっちゃいますので。

対策②ニューモンテ

ニューモンテ

アオコで紹介しましたが、アオミドロにも、なんなら他のコケにもだいたい効きます。

ただ水草も弱るのは周知のとおり…

藍藻

藍藻

海水水槽では赤色が多いですが、淡水水槽では緑色の藍藻。

これも一度出ちゃうとなかなか治まらないヤツですね。臭いもキツイですし…

対策①遮光

藍藻も光合成で生きてるので遮光を続けると消えます。アオミドロよりはしぶとく遮光日を長めにとらないといけない印象。

対策②ニューモンテ

ニューモンテ

上述の通りです。藍藻にも効きます!

対策③生体兵器~ブラックモーリーなど

ブラックモーリー

藍藻対策の生体兵器で一番よく働いてくれたのはブラックモーリーですかね~

藍藻もだいぶ不味いのか、あんまり食べてくれる生体はいないですね。。

だいたいの生体はエサに慣れてコケを食べてくれなくなるんですが、この子は2年経っても藍藻パクパク食べてた実績アリなので一定の効果はあると思います。

【まとめ】

  • アオコ→殺菌灯、ニューモンテ、遮光
  • 白濁り(富栄養化)→吸着系ソイル、ソイルの栄養抜き、濾過強化
  • 黒髭ゴケ→浄水器、生体兵器、木酢液
  • アオミドロ→遮光&エビ、ニューモンテ
  • 藍藻→遮光、ニューモンテ、生体兵器

水草水槽でもこのようなトラブルがあります。対策もいろいろ。ぜひ参考にしてみてください!

個人宅水槽2

ちなみに、かつてメンテナンスしていたコチラの水槽もだいたいのトラブルは経験してます。

初めの白濁り、アオミドロと藍藻のW爆増は経験済ですね…笑

そちらは上記の対策ですぐに乗り切りました。

アクアリウムはトラブルがつきものですが、あらかじめ対策を知っておけば慌てる必要もありません。

トラブルを一つ一つ乗り越えて水景をレベルアップしていくのもアクアリウムの醍醐味です。

この記事の著者

AQUASCAPE

首都圏でアクアリウムの大手メンテナンス会社に勤務し2000回以上のメンテナンスを経験。
アクアリウムの魅力を広げるため初心者向けのコンテンツからディープな話まで幅広く情報発信をしている。
個人宅の水槽からオフィス・クリニックの水槽まで、前職の経験に基づいたアドバイスを提供していきます。
1991年生まれ。

コメントは受け付けていません。

プライバシーポリシー / 特定商取引法に基づく表記

Copyright © 2025 AQUASCAPE All Rights Reserved.

CLOSE