微量元素①~調べる方法とその種類 | AQUASCAPE

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微量元素①~調べる方法とその種類

#サンゴ水槽#マリンアクアリウム#水槽メンテナンス業者#水槽飼育#水質検査

元素記号

水質検査は水槽管理で重要で、大事な成分の検査キットは市販されています。しかしサンゴの色揚げなどに関わる”微量元素”は普通には計測できません。

それゆえ意識されにくい微量元素について、話していこうと思います!

微量元素とは?

海水は様々な成分が溶けてできていますが、その中でも非常に僅か、微量な成分のことを【微量元素】です。

単純に塩が溶けたものが海水というわけではないんですよね。

そしてあまりに僅かな成分のため、普通には計測できるような成分ではありません。

では、どのように調べればいいのでしょうか?

ICPテスト~微量元素を調べるサービス

そんな微量元素を調べることができるサービスがあります!

有料のサービスですが、水槽の水を採取して送ることで微量元素を計測できるようになります。

どちらもこの水を海外に発送して計測器で計測します。おおよそ10日ほどで結果が出て、オンラインで確認できるようになります。

「検査だけで5,000円…」と思うかもしれませんが、この値段で海外にモノを送って検査ができるというのはお安いんじゃないでしょうか!?

コチラのキットはアクアショップで販売されてたりしますよ!!

Fauna Marin ICP-TEST

https://e-lss.jp/faunamarin/icp.html

コチラはFauna MarineのICPテスト。何種類かありますが、一番お安いモノなら約5,000円で39項目の検査ができます。
※昔使ったときは37項目だったと思うんですが、39項目に増えたようですね~

Triton ICP-TEST

コチラはTriton LABのICPテスト。↑のFauna Marineと値段もやり方も同じような感じです。調べられる項目数の違いと結果が出るまでの期間がちょっと違いますね。

Fauna Marineでも検査結果を知るためにネットでサイトを登録するんですが、こちらも同様。サイトが基本英語なのでちょっと難しいですが…今は翻訳も優れているのでそんなに困らないかもですね。

海水の微量元素はどんなものがある?

このようなサービスで微量元素を調べられるようになってますが、その微量元素には一体どのぐらい種類があるんでしょうか?

実際は70以上という膨大な成分があるようですが、今回はICPテストで検査できる成分を中心に調べてみました!

ただこの微量元素、単位がmolとかμgとか、イマイチ想像しにくいもんで…

そう思ってたら興味深いサイトがありまして、

海水の組成
http://www.littlewaves.info/marine/kw_seaelement.htm

コチラのサイトを参考にいくつか調べさせていただいて、海水の成分を%表記で一覧にしてみました!

成分名元素記号割合(%)
塩素Cl58.2
ナトリウムNa32.4
マグネシウムMg3.8
硫黄S2.7
カルシウムCa1.2
カリウムK1.2
臭素Br0.2
窒素N0.03
ストロンチウムSr0.02
ホウ素B0.01
ケイ素Si0.008
リチウムLi0.0005
リンP0.0002
ヨウ素I0.0002
バリウムBa0.00004
モリブデンMo0.00003
バナジウムV0.000006
ヒ素As0.000003
ニッケルNi0.000001
亜鉛Zn0.000001
クロムCr0.0000006
アンチモンSb0.0000006
Cu0.0000004
セレンSe0.0000004
カドミウムCd0.0000002
Fe0.00000009
アルミニウムAl0.00000009
マンガンMn0.00000006
ジルコニウムZr0.00000004
タングステンW0.00000003
チタンTi0.00000002
ランタンLa0.00000002
Pb0.000000008
Ag0.000000006
コバルトCo0.000000003
Sn0.000000002
スカンジウムSc0.000000002
ベリリウムBe0.0000000006
水銀Hg0.0000000004

※他にも微量元素はあるため、全部足し合わせても100%にはなりません!
あと海水は場所によって成分は変わるので、あくまで参考値に。。。

ICPテストで計測できるものでもこれだけあります…!

そして%表記にすると微量元素がいかに僅かな成分か、わかりやすくなったんじゃないでしょうか?

主要な成分だけで海水の約96%くらいを占めてますが、残りの数%を数十種の成分で成り立っているんですね。

そして次回以降はこれらの成分がどれぐらいあればいいのか、ICPテストの参考値を元に見ていきたいと思います!

この記事の著者

AQUASCAPE

首都圏でアクアリウムの大手メンテナンス会社に勤務し2000回以上のメンテナンスを経験。
アクアリウムの魅力を広げるため初心者向けのコンテンツからディープな話まで幅広く情報発信をしている。
個人宅の水槽からオフィス・クリニックの水槽まで、前職の経験に基づいたアドバイスを提供していきます。
1991年生まれ。

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