水換えを理解しよう

こんにちは、いつも閲覧ありがとうございます!
愛媛で水槽メンテナンスサービスをしております、AQUASCAPEです!!
今までの記事の内容でだいたい水槽に必要なものは揃ったと思います!
ここからは水槽を始めた『その後』の部分について。
“水換え”についてです!
【水換えってどうすればいい?】
ひとくちに『水換え』と言われても、
・どのぐらいの頻度で?
・どのぐらいの量を?
ってところがわからないんじゃないでしょうか??
水換えについては、ホントにいろんなやり方があります。
これは1つだけの正解があるわけじゃなくて管理方法によっていろんな方法があるんです。
それこそ毎日少しずつ換える方もいれば
月1回しか換えない方も。
さらには水換えは数か月に1回という『無換水飼育』を実現している方も…
初めの頃に『水槽に正解は無い』と伝えたんですが、まさにソレだと思います。
とはいえ「何かしら基準を教えてよ!」ってなると思いますので
よく推奨されている方法をここで紹介しておきましょう。
≪1週間に10~20%水換え≫
これが多くのショップさんが推奨する方法じゃないかと思います!
- 頻度は1週間に1回
- 量は10~20%
これになります。量について幅があるのは
小型水槽で毎回同じ量の水を作るのが意外と難しく、量がずれるのと
水を作るときに誤差は出るので、むしろこのぐらいの幅はあった方が安心でしょう!
≪オススメなポイント≫
①継続しやすい頻度
週1回なら 例えば土日だとか
休みの日に合わせてメンテナンスの予定が立てやすいですよね!
そして「必ず7日おきに水換えしなさい」ってことではなく
前後2日くらいズレてもそこまで気にしないで大丈夫です!
②急激な変化を抑える
水換えにおいて、もっと言えば魚の飼育において注意したいのは
【変動を少なくする】ことです。
魚って急激な変動に弱くて、そういったストレスが体調を崩す要因なんですよ!!
なので期間が空きすぎたり、頻度がバラバラすぎると体調不良の原因になちゃいます。
水換えの量も多すぎると急な変化にビックリしてダメなんですよね…
そしてこれの不思議なところなんですが
「水が汚れてるんだから全部キレイな水に換えたら元気になってくれるよね!?」と
張り切って全換水すると…
コレも体調不良の原因だったりするんです。。。
我々人間からすると「そんなバカな!?」と感じちゃいますが
汚れた環境に慣れた魚は 急にキレイになるとストレスになっちゃうんですよね…
住み慣れた汚部屋で快適に過ごしてた人間が
良かれと思って潔癖症の人間のお部屋に移されるとストレス溜まる。
そんな感じでしょうかね??
とはいえ、水槽に洗剤落としちゃって水が毒状態とかの場合は
さすがに全部水換えしてあげてくださいね笑
なので【変化を抑える】ことを意識しましょう。
これは水の量だけでなく、水温や水質、明るさなど
あらゆる面で意識していただければと思います!!
≪水換えのスタイルはいろいろ≫
ちなみに私が30cmキューブ水槽でサンゴ飼育をしてたときは
・2~3日おきに水換え
・約10%(2~3L程度)
でやってました。
水換え用の海水は20Lポリタンクでまとめて作っておきました。
水さえ作れてたら2~3Lの水換えは5分もかからず終わってたんですよね。
なので朝仕事行く前に水換えしてました。
夜は帰ってきたら疲れて寝落ちすることが多かったので…
そんな感じで自分の生活スタイルに合わせて
水槽のメンテナンス方法を考えていただければいいと思います!
なお、水換えの海水の作り置きはあまり推奨されて無いとは思います…汗
それでも飼育できてはいましたので…
あとポリタンクとかに作り置きする場合は水流ポンプやエアレーションを入れて
水を動かし続けておきましょう。
淀むと腐る(のかな…?)、使えなくなっちゃいますので。
≪水作りの注意点≫
人工海水の回で触れましたが【塩入れてから水注ぐのはNG】です。
成分が上手に仕上がらないっていう理屈です。
あと【純水を使う】または【水道水のカルキ抜きを忘れずに】です。
これらは前に触れましたが、ここでもう一点伝えたいことが!
【かき混ぜる時間について】です。
これについて、実はいろんな意見があるもんでして。
お使いになる人工海水の説明、よーーく見てみてください。
きっとかき混ぜる時間についての記載があると思います。
これがけっこう製品によって分かれてるんですよ。
『かき混ぜ過ぎるとダメ』だったり『長めにかき混ぜるべし』とか…
なので製品の説明に沿って作ってあげた方がいいですね。
ちなみに個人的な意見として、といっても有名アクアリストさんに教えてもらった考え方ですが
『人工海水はじっくりしっかりかき混ぜた方がいい』という意見を推してます。。
実際の海の海水と人工海水を比べてみたとき
「1時間そこそこしかかき混ぜてない人工海水ってホントに成分が溶けきっているのか?
天然海水に近づけるなら何日間も混ぜて微粒子レベルで馴染ませてこそ
しっかりした人工海水ができるんじゃないだろうか。」
こんな感じの考え方でした。
私はこの考え方に賛成でしたが、皆さんはどうでしょうかね?
≪水換えの道具たち≫
最後に、水換えに役立つ道具の紹介です!
①バケツ
これは言わずもがな、容器が無いと海水は作れません。
大きさは一回あたりに作る量に合わせてお選びください。
小型水槽なら8Lバケツから、大きくても20Lバケツくらいでしょうかね!
②水流ポンプ

人工海水をかき混ぜるときにバケツに入れておけば
人力でかき混ぜ続ける手間が省けるのでオススメです!
水換え用のバケツに合わせて大きさは選んでくださいね。
③水作/プロホース

こちら、水作さんから発売されてるプロホースです。
とりあえずコレがあれば水換えには困らないでしょう!
似たような製品は他のメーカーさんも出してますが
コスパと使いやすさからコチラを愛用してますね~~
【まとめ】
- 水換えは1週間に1回、10~20%の量で
- 変化をさせすぎないように意識して
- 調子が悪いときは多めに変えていい、70~100%換水でもいい
- 人工海水は水を貯めた後に入れよう
以上、水換えについての回でした!!

 
																													 
					 
					 
		